新型コロナの中医薬情報1

河南省では新冠肺炎への中医薬介入は94%に達した。
隔離されている濃厚接触者には、発症予防の中医薬が用意される。一人一案,100%の中医薬治療を目指している。
・四川省中医薬管理局からの予防処方
普通人予防:金銀花・連翹・防風・薄荷・藿香・生白朮10 冷水浸泡30分、5分間煮沸。
体弱人予防:黄芪15 連翹・防風・薄荷・藿香・生白朮・枳殻10 冷水浸泡30分、10分間煮沸。
児童予防:金銀花・連翹・荊芥・薄荷・板藍根・芦根・藿香10 香気大出、即取服、勿過煮。

・鄭州市中医院からの予防処方
成人用薬:(生黄芪・蒼朮・白朮10、防風6、藿香10、生苡仁15、茯苓10、金銀花15、連翹・陳皮・貫衆10)
児童用薬:(藿香6、生苡仁10、蒼朮3、金銀花6、貫衆3、神曲10、陳皮3、檳榔6)
郑州市中医院的工作人员配制中医药预防方 より

※新型コロナワクチン接種時の副反応(頭痛、倦怠感、発熱)に対しても有効。わが国では漢方薬の併用が殆ど叫ばれていませんが、予防と軽症期に是非試してほしいものです。(薬草が無ければ、霍香正気散エキスと銀翹散エキスで代用してもよい)

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薬草の修治

---中薬の炮制と臨床効果---
私は臨床歴30年になりますが、中薬の規範炮制と臨床の治療効果とは密接な関係があると感じています。明の陳嘉謨も次の様に指摘しています。「酒制は升提し、姜制は発散し、塩が入れば腎臓に行き、‥‥。酢を用いれば肝経に注ぎ且つ痛みを止め、童便制は降下し、米泔制は燥性を去り和中し、乳制は滋潤回枯し陰血を助生し、蜜制は甘緩‥‥、元陽を増益する。」
また炮制歌の中には次に様なのがあります。「遠志は芯を去らないと煩悶する。草果は皮を去らないと胸が脹る。芫花の利水には酢を欠かせない。地楡の止血には細い所を去る。」どれも薬物の炮制と治療法との相対道理を述べている。

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にんにく 大蒜

-----伝統的な保健薬-----

大蒜は又の名を胡蒜と言う。わが国の最も早い時期の薬学書<本草経集注>にも既に大蒜として収載されている。伝説では漢朝の張騫が西域より持ち帰ったとされている。聞く所によると4600年前、古代エジプトでピラミッドを修築した民衆が毎日必ず大蒜を食べたそうだ。古代エジプト人は大蒜は気力を増し、疾病を予防してくれると思っていた。工人のみか軍隊でも兵士に大蒜を食べさせ、体力の増強と勝利を勝ち取っていた。当時はその他の国々でも大蒜に大変注目しており、古代ギリシャのスポーツマンもこれでスタミナを付けていた。古代インド人は同様にこれで知力を増し、大きな声を響かせた。

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アマゾンから3冊を出版しました

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『王孟英医案翻訳』: 中医学Photo_20220404170603の実際 Kindle版 及び ペーパー版

中医学の臨床と理論研究に生涯を捧げ、温病学説の発展と治療に貢献した老中医の医案集。

 

『中医学の理論』: 実際に応用できる Kindle版 及び ペーパー版
湿温病・《時病論》の透邪思想・《脾胃論》・周易と中医学・《臓腑虚実標本用薬式》・『通俗傷寒論』より要点を抜粋した。

 

『中医雑録』: 実用の一助に Kindle版 及び ペーパー版
淡豆豉・心臓は脳のパートナー・生何首烏と制何首烏・早漏に塩知母・腫瘤の注意点・子宮脱 尿漏れ・『叢桂亭医事小言』より・脈診から吉凶、安危を知る・衛気について・三黄湯の治験・方は短味を貴ぶ・老少異治・主証と客証について・標本緩急について・麻黄附子細辛湯?・切り花と人の死・鬱『医学天正記』より・大黄の四態‥‥等々

 

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銀翹散合白虎湯

新型コロナの感染には銀翹散・藿香正気散・参蘇飲などがよく用いられるが、時には白虎湯の出番もあるようだ。
そこで銀翹散合白虎湯が有効なことも紹介したい。

処方(連翹・金銀花・知母5  桔梗・薄荷・淡豆豉・牛蒡子・竹葉・生甘草・荊芥穂2 生石膏15 粳米3)47

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三仁湯で阳痿を治す

初婚の陽痿患者があり,これまでに三才封髄丹、五子衍宗丸、賛育丹等を用い,更にはこれに鹿茸粉を加えたりして,滋陰補腎,温陽起痿など,色々やってみたが効果がなかった。

ある時ふと気が付いたことがあった。季節はちょうど夏の盛りであり,人の気も季節の気の影響を受けるのではないだろうか?陽痿は内因によるとはいえ,この時節に温補を用いるのは間違いではなかろうか?温陽薬で大補したために,湿熱が遏伏したかも知れない。そうだとすると温補を進めたことで、陽痿は却って悪化したのではないか。

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干癬に大蒜が効く

大蒜(生)1個を,切片とし,直かに患部を擦る,毎日2~3回,毎回5~10分間擦る;若し湿癬(流脂がある)なら,擦后に患部に明礬粉を外撒する,一般に5~7日で効がある,最多は15日,直ちに痊愈する。副作用はない。

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越婢加朮湯の用法

【方薬歌訣】越婢加朮湯の主治は面目身の黄腫で,(作用は)行水清熱 理脾胃である。

【学用導読】若し越婢加朮湯を肺病証に使うなら,方中の麻黄の作用は宣肺平喘である;若し脾胃病証に使うなら,方中の麻黄の作用は発陽鬱 散水気である。麻黄は病証によって主治が異なり,作用も異なる。

【中医辨証】脾胃の陽鬱による水気証:腹大,身重,四肢倦怠煩熱,心煩,小便難,一身面目浮腫,或いは口渇,舌紅,苔薄黄,脈沈。

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王孟英 口唇干燥

高果哉は魏子一を治した,未発の時は,常に嘴唇干燥を患い,自分で麦冬一両,生地四銭,元参二銭,五味子一銭,甘草六分,烏梅三个を服していた。小効はあったが,病根は去っていない。
果哉云う:此の証は神水が宜い。其の法は鉛を熔かして,地面に注ぎ,薄片とし,それを取って,長いピースに剪り分ける。

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王孟英 牙歯日長

易思蘭はある人の歯病を治した,いつも房労があり,また悩怒すると,歯がみな長ノびて,痛くてかなわない。熱湯や凉水は,どれも口に入れることが出来なくなり,発すれば必ず三五日に及び,苦状は述べ難い。切羽詰って,補陰丸、清胃飲を服したが,みな効なし。
脈診すると,上の二部は倶に本体があるが,二尺は洪数で有力で,按ずれば堅くなる,乃ち曰く:沈濡にして滑なら腎脈であり,洪数有力なら心脈である。今 腎部に心脈があるのは,勝てない者が勝つ者を侮る(反侮),乃ち妻入乗夫で,腎中の火邪が盛んだからである。

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王孟英 牙緊不開

湖州の副大臣 戎穆公延弼は,気体極めて壮なるが,忽ち牙緊不開を患い,飲食不能で,絶食して五日になる。
余が治すことになったが,常の如き応対で,空腹だけを訴える。余が其の歯を啓ヒラいて視ると,上下に細い隙間が開くに止り,其の両頬を撫でると,皮が堅く革の如く,仔細に病情を審タズねても,原因が解らない。
因って問うて曰く:此れは悪風を受けたようだが,公は曽つて悪風を受けたことはありませんか?曰く:無いよ。それから恍然として曰く:そうだ!二十年前に周辺地域で,テントの中で臥ネていて,夜半に怪風が起こり,テントが飛ばされて,卒死した者が三人いて,我が其の一人だった。熱水を灌ぎ,二人は助かり一人が死んだ。我は初めに覚醒したが,二日間 口が利けなかったけれど,それがどうして今になって再発するのか?

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