中医学の紹介

中医学は中国の長い歴史を経て蓄積された素晴らしい医学です。
中国のネット上でも多くの知見が発表されています。
それらは中国語で表現されているため日本人としては十分に読み取ることが出来ません。
私はなんとかして幾らかでも内容を察知したいと思って中国語講座を数年学びました。
お陰で何分の一かは理解できるようになりました。
進歩を続けている中医学があまりにも素晴らしいので、少しでもその内容を他の方にも分かってもらいたくなります。
それで僭越ながら下手な翻訳を省みず、気に入った記事があると直訳して他の方に読んでもらおうと考えました。
それで、このブログには沢山の中医学の報告例の直訳がアップしてあります。
出典には必ずURLをリンク表示してあります。
記事内容は、決して私個人の知見ではありません。
発表されたご本人様には幾重にも感謝申し上げます。

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麻黄の開竅作用1

「麻黄と遺尿1,2,3」で指摘したのは「麻黄の覚醒(開竅)」作用であったが、これを更に敷衍して応用が出来る。

蛛網膜下腔出血による暴盲案
李可老中医医案:2000年秋,孫瑞琴という一農婦,37歳が,原発性高血圧を患って18年目に,暴怒により蛛網膜下腔出血を引発し,昏迷すること48時間,醒めた后に暴盲となった。寒戦し,咳逆無汗である。
検査すると頭蓋内に血腫・水腫があり,双眼底にも出血・水腫がある。

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麻黄と遺尿3

麻黄湯で遺尿と癃閉の両方が治ると云えば不思議ですね。

1、麻黄湯治遺尿案

某女,32歳。1991年の春に風寒を感受して発熱悪寒頭痛し,感冒カプセル等を服用したが末だ愈えていない。
それからはいつも怕冷し,微熱,頭痛身痛,体温は37℃以上,某院の治療で,発熱は好転したが,小便が不利となり,数曰后には不禁となった。

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麻黄と遺尿2

8歳女童,“遺尿4年” 2018年12月14日来診。
病史介紹:患兒は4年前から尿床が始まり,家長は彼女を連れて多くの医院へ行った。中医・西医を問わず,この四年間は一度も治療を止めたことはないが,収効するところは無かった。ますます頻繁に尿床があり,一ケ月中の半月に及び,日中も尿頻尿急するようになり,食も細く,睡眠は非常に深い,舌は淡紅で苔薄く脈は沈細である。

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麻黄と遺尿1

わが国では何故かは分からないが、遺尿(おねしょ)に葛根湯を用いる例がある。
もしそれが麻黄の成分の覚醒作用を当てにしたものなら、何も葛根湯でなくても良いはずである。それをハッキリしなくては漢方は迷信に近くなる。ここで幾つかの実例を挙げて麻黄の遺尿に対する位置づけをしてみたい。

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子宮脱 尿漏れ

子宮脱の婦人が手術で子宮を全摘し、その後 尿漏れが起こり、パットの使用の止むなきに至ったという話を聞いた。
そうする前に漢方治療という方法があるのに、残念ながらそういう発想はされなくなっている。薬局で自由に漢方薬を販売する事が出来なくなってからは特に薬局漢方が世間から消えてしまい、そのような相談を受けることもなくなった。

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臓腑別通6

6.心包と胃は相通ず
臨床でよく見るのは、老人が飽食して胃気が上冲して,心肌梗塞を発する人が少くない事です。冠心病で心絞痛を病む人には,上消化道症状のあるのが大変多い。だから胸痺を治す処方で同時に胃痛も治るので,心胃同治と称するのです。

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臓腑別通5

5.肝と大腸は相通ず
肝は疏泄を主り,二便を協調する作用がある。大腸の伝導は全て肝気の疏泄に頼る。
呉鞠通は脇痛、中燥、単腹脹等の医案中で,みな肝の協調二便作用を使っている。
前陰は肝経が循行する部位で肝に属し,主治は小便だが,大便を疏すことで肝と大腸が相い通じている事を意味する。

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臓腑別通4

4.腎と三焦は相通ず
《霊枢・本臓》に説く:腎は三焦、膀胱と合する。三焦に両系統あり,一つは肺脾腎を中心とする三焦の気化系統で:上焦の気化は肺にあり;中焦の気化は脾にあり;下焦の気化は腎にあり,腎は又三焦気化の本源である。
三焦のもう一つの系統は心肝腎を中心とする三焦の相火系統で、心は君火で上焦にあり,肝は相火をもち中焦にあり,腎と命門は相火で下焦にある。

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臓腑別通3

3.心と胆は相通ず
《素問・霊蘭秘典論》に説く:心は君主の官,神明出ず……胆は中正の官,決断出ず。胆と情志は繋がっており,人体の精神意識思維活動の領域中で,かなりの役割を果たしている。
心は血脈を主り,胆は消化を助ける,心は君火を主り,胆は相火を主り,胆の排泌する精汁は,三焦の升降を主り痰湿の形成と密切に相関する。其の功能が失われると,血脂升高や心血管病(冠心病、心絞痛、心肌硬塞、心律失常等)になる。

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臓腑別通2

2.脾と小腸は相通ず
脾は運化を主り,小腸の受化功能を統括する。小腸は脾腎陽気の温煦に頼り能く化物し,小腸の分清泌濁は又 脾臓の化生気血・升清降濁でもある。
脾は升を主り燥を喜び湿を悪む,湿邪は脾陽を傷つけ易い;小腸は降を主り暖を喜び寒を悪む,寒邪は小腸の陽気を傷つけ易い。脾と小腸は相互に協同し,関系は緊密である。

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