漢方メール相談について

私のHPを見て漢方の相談メールを出される方には必ず「相談表」に年齢と生年月日を書いてもらっています。なぜ生年月日まで要るのかと疑問に思われるかもしれませんので説明します。

メールによる相談は本人との対面がないので情報が不足しています。特にインスピレーションのような直感がありません。そこで少しでもそれに近づきたくて生年月日を提出していただきます。
これによって私は質問者の九星(占いの一種)を知ることができます。長年の経験から九星によってその人の体質を垣間見ることができるのです。
更に身長と体重も記入してもらいます。女性などはこれを省略する場合がありますが、漢方診断では大切な情報なのです。恥ずかしがらずに書いてほしいものです。

世間では「漢方相談は直接本人と会わなければ正しい診断は出来ない」と云われていますが、そんなことはありません。
問診表が完備して、生年月日と身長体重があればかなりの所まで診断が出来ます。
問診表には病名のほかに詳しく症状を自分なりの言葉で表現してください。「自分なりの言葉」はインスピレーション(直感)にも勝る確かな情報になります。

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統合失調症と心腎不交

金元四大家の一人である 朱震亨(または朱丹渓ともいう<1281~1358>) は養陰派と呼ばれている。
その説は『陽は常に余りがあり、陰は常に不足している』という言葉に代表される。
その理由を彼はこのように説明している。

たとえ腎水が盛んで補う必要がないように見える少年でも、みだりに心を燃え上がらせば、中年になって心が衰え始めても、腎の損害があまりにも大きいため、回復できなくなる。ましてや老人になり、天真(天与の真陰)がしだいに途絶えようとする時には、孤陽だけが残るということになりかねない。したがって、補陰薬は子供から老人まで欠かすことができないものである。

彼のいう"陽有余"とは現代にあってはストレスの渦中にある事を指すし、"陰不足"とはそれに耐え得る物質的なサポート(精血のこと)が不足する事を指す。

それを次の様に表現している。

人の体には常に陰が不足し、陽が余っている。そのうえ欲望を抑えられる者は少なく、欲望に溺れる者のほうがずっと多いのである。欲望に溺れた結果、精血が欠損すれば、必ず相火が強くなり、陰はますます弱くなる。‥‥‥したがって、常日頃より陰を補い、陰と陽の均衡を保たせておけば、水が火を抑制するので、水が上昇し火が降下してバランスを保ち、病気になることはない。

五臓のうち「心(火)」は精神活動をつかさどります。
それを物質的にサポートしたり制御したりするのが「腎(水)」です。
水火が程よく交わり、心腎が交流すれば意識や精神活動も正常に働きます。
しかしこの世は兎角住みにくく、あくせくする様に出来ています。
燃料が足りないのにエンジンばかりをふかし過ぎでオーバーヒートになっています。
ここから生じてくる心身の不一致が不眠症から始まり、鬱病や精神分裂病や離人症へと進んだりします。


心の陽気過剰を制御する役割の精血とは心陰や肝陰・腎陰・肺陰などの複数の陰からなります。
なかでも心陽と相対するのは心陰です。
その心陰を生ずるのが腎水です。
陰を補う事が精神疾患にとっていかに重要であるか、漢方をやっていると良く分かります。

鬱病・統合失調症(精神分裂病)・離人症など、病名をつけたらどれになるのか分かりにくい精神疾患があります。
その中で“陰虚”にからむものがあります。しかもそれが精神疾患の大部分を占めているようなのです。
陰虚を更に詳しく云うと「陰虚陽亢」「心陰虚」「心腎不交」などになります。

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防風通聖散の応用(5) おでき・[病<節-丙]腫

【病案挙例】
1. 姚某, 女,28歳, 1998年8月5日初診, 患者は8年来 春季になると面部に必ず[病<節-丙]腫を発する,
中西薬で毎年数ヶ月間 治療するも, 根治出来なかった。

診見: 顔面及び頚前に大小不等の膿頭瘡疹があり, 紅腫して癢痛する,
口干咽燥, 時に畏寒を伴い, 心煩口苦, 大便秘結, 舌紅く, 苔黄は厚く, 脈は滑数である。
脈と症を合参すれば, [病<節-丙]腫である, これは即ち風邪鬱表, 実熱蘊結である,

治には疏風解表, 瀉熱通便とし, 方には防風通聖散加減を選ぶ,

薬用: 荊芥、 防風、 薄荷 (后下)、連翹、生山[木査]、川弓、赤芍、 白芍各10g、 生石膏、 滑石、玄参、生地各20g, 制大黄、 当帰、 蒲公英、 紫花地丁各15g, 芒硝 (冲服) 6g,

連服すること5剤にして, [病<節-丙]腫の癢痛は緩解し, 大便は常に戻った,
芒硝6gを去り, 制大黄を6gに改め, 15剤を継用したら, [病<節-丙]腫は消退し, 心煩, 口干, 悪寒は消失した,
后は成薬(防風通聖丸)を毎回6g, 毎日2回に改用し, 半年ほど服薬した。

按: 本案は春季の面部[病<節-丙]腫を主証とするが, 突き詰めれば其の病因機制は「風熱壅盛, 内結于裏,蘊鬱皮毛肌そう」である。
治療にあたり防風通聖散加減を用いたのは, 実に解表、清熱、攻下の三者并用の挙であった。
この患者は春季に発病することが多く, 春季は風を主る, 故に方中に荊芥、防風、薄荷を用いて外風を解表疏散し, 風邪を汗によって解する;
又肝は蔵血して風木の臓なるを根拠にして, 治風には先ず活血しなければならない, 血が行れば風は自ら滅する道理である,
当帰、赤白芍、川弓、生地を用いて養血柔肝, 凉血活血し, 以って内風の源を絶つ;
生石膏、滑石、連翹を配して肺胃の熱を清解する;
并せて“心は血を主り其の華は面に在る”ところから, “諸痛癢瘡は皆な心に属する”という原則に基づき, 生山梔、玄参を用いて以って心火を清し凉血する;
芒硝、大黄を加えて清熱通便するのは釜底抽薪(竈から薪を抜き火力を鎮める)の意味である;
蒲公英、紫花地丁で清熱解毒し, 全方で風は解し、便は通じ、毒は消えて、沈痾頑疾も自然と消退する効能となる。

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防風通聖散の応用(4) 蕁麻疹

【病案挙例】
1. 張某, 男, 34歳, 患者は2年前に風寒を感受して, 全身に疹塊が出現したことがある, 癢さのあまり, 抓きむしる程ひどかった。いろいろの薬治を受けて, ちょっと良くなった程度で治愈には至らなかった。
1週間前に魚や蝦(えび)を食べたら再発した, 1991年11月15日に当院にて就診。
検査: 全身に大小不等で、形状さまざまな鮮紅色風団が密布しており, 圧せば退色するが,掻癢劇烈で, 発熱 (体温38.5℃) 頭痛, 口渇, 便秘, 溲赤を伴い、舌紅、苔黄, 脈は弦数である。

証は実熱内蘊, 感受外邪, 熱毒外発に属する。

防風通聖湯加減
薬用: 防風、荊芥、川弓、山梔子、黄岑、大黄 (后下) 各10g, 麻黄、薄荷各6g, 甘草8g, 石膏、苦参各15g, 芒硝 (分冲) 12g, 白鮮皮30g, 毎日1剤, 水煎早晩分服。

服薬すること8剤の后, 疹塊の大部分は消失した, 癢さは抑えられたが, ただ大便の回数が多い。

原方から芒硝を去り, 大黄の用量を減らせ, 銀花20gを加えて, 清熱解毒の功を増した。
再進すること6剤で, 皮損は全て消え,掻癢は除かれ, 疾病は治癒した。

按: 蕁麻疹は俗称“風疹塊”といい, 治療方法は疏風清熱, 解毒止癢が主である。
しかし本病例は内有実熱に属し, 又外邪を感受した表裏倶実の証であった, 故に防風通聖湯で解表通裏, 疏風清熱解毒をした;
苦参、白鮮皮を再加して清熱利湿止癢を, 銀花で解毒去火を図った。
全方は清にして透, 表裏同治により, 湿化熱除毒散の目的を達成した。

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防風通聖散の応用(3) 急性乳腺炎

本病の初起は乳房が腫脹し、疼痛する, 腫塊は圧えると痛み, 表面は紅く腫れ, 発熱する;
そのままだと症状は重くなり,高熱, 寒戦を伴い, 乳房の腫痛はひどくなり, 皮膚は紅腫し, 硬結があり、 圧痛がある, 患側の腋下の淋巴結は腫大し, 圧痛する。
炎症は数日の内に軟化して, 乳房腫を形成する, 波動感がある, 膿腫が深いと皮膚の発紅と波動感ははっきりしない。

本病の主要原因は乳腺管の阻塞と, 乳汁の淤積である;
或いは嬰児の吸乳時の乳頭損傷に因る。
本病は中医の "乳癰" の範畴に属する。

【病案挙例】
1. [革斤]某, 女, 28歳, 産后2月余りの時, 発熱と、少しの寒けがあり, 右側の乳房が腫痛した。

体検: 体温39.5℃, 右側の乳房が紅く、腫れ, 結塊を触れる, 大便は3日間ない, 舌質は紅く苔は黄で脈は滑数である。

辨証: 風熱が熏盛して, 表裏が倶に実となった。

治法: 疏風清熱, 解表通裏。

防風通聖散化裁: 防風10g, 荊芥10g, 蜜麻黄10g, 連翹10g, 桔梗l0g, 薄荷8g, 黄岑6g, 炒梔子4g, 大黄4g, 滑石10g。

清水で燉服する, 夜間22時に汗が出て熱は退き, 便通があった。
次の日の早朝には, 乳房の腫痛は消失した, あとは疏風解表の

 荊芥10g, 防風10g, 茯苓10g, 柴胡10g, 薄荷8g, 桔梗9g, 枳売10g, 前胡10g

を以って調理した, 黄岑、炒梔子、大黄等の苦寒で胃にさわる品を除去したのである。

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防風通聖散の応用(2) 急性扁桃腺炎

中医学では風熱乳蛾と称する。
外因として風熱邪毒の感受があり, 内因として肺胃に熱があると, 内外の邪毒が交結してさまざまな病理変化を引き起こす。
若し風熱邪毒が盛んだと, 勢いに乗じて裏に伝わるし,  平素から肺胃に熱があれば, 津液が煎煉されて, 喉核は紅腫し,腐ったような膿液が, 并見され胃腑熱盛の症となる。

【病案挙例】
1.劉某, 女, 8歳, 発熱、 流涕、 咽痛が2日つづき, 体温は39℃, 顔面と耳が赤い, 口干あり, 咽部が紅く, 扁桃体が腫大しており, 膿性分泌物を伴う, 小便は短赤で, 大便は干, 2日間出ていない。

防風通聖散加減:
金銀花、山豆根、薄荷、桔梗、連翹、赤芍、牡丹皮、黄岑、山梔子、大黄、玄明粉、生石膏、竹葉、玄参、生姜、甘草

1剤を服して熱は退き, 継服3剤で上症は皆愈えた。

按: 小児は脾胃が未熟である。
父母が溺愛して,肥甘厚膩のものばかりを嗜食させていると,飲食不節から積滞になりやすく,壅結して熱化すると,抵抗力は下降し,容易に外邪に感染する。
故に臨床では表裏倶実の感冒や扁桃体炎が多く, 防風通聖散を症に随って加減して湯剤を用いると有効である。

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防風通聖散の応用(1) 発熱

【臨床応用】
 劉氏、董氏 [江西中医葯 2001(2):67] は非典(SARS)の流行期に56例の発熱病人を接診した。
解熱剤などの化学薬品は用いず、中薬の防風通聖散加減を採用した。

中薬の基礎方剤は防風通聖散とした。

: 防風15g, 荊芥15g, 連翹15g, 麻黄6g, 薄荷10g, 川弓15g, 当帰15g, 白芍 (炒) 15g, 白朮15g, 山梔10g, 大黄10g, 芒硝 (后下) 6g, 石膏15g, 黄岑10g, 桔梗15g, 滑石15g, 甘草6g

水煎して毎日l剤を二回に分けて服用する。

腹瀉を伴えば大黄、芒硝を去り, 畏寒が無ければ麻黄を去る。
38.5℃以下の者には石膏を去り, 頭痛が重ければ羌活15g を加えた。

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治療結果: 56例中38.5℃以下の者が17例で、上方から石膏を去った;
25例は畏寒が無く、発熱が38.5℃より低い者が14例 (56% )を占め、上方から麻黄を去った;
腹瀉が毎日3~4回を超えた7例には、上方から大黄、芒硝を去った;
12例の頭痛ある者には羌活15gを加えた。

中薬を服して3日以内に熱が退いた者は51例 (91.1%),
其れ以外の者は5日以内に熱が退いた;
服薬が最少のものは2日分、最多のものは5日分だった。

防風通聖散は処方全体で風寒湿熱の邪を外散させ、内では二便を通利し、邪を表裏から分消する。
正に呉儀洛の所説のように “上下で分消させ、表裏で交治する、しかも散瀉の中にも、なお温養の意がある。だから汗を出させても表を傷つけず、下しても裏を傷つけない。”
本方は臨床上の用は少く、大半は表裏倶実の感冒や、耳鳴耳聾及び[病<隱-丙]疹(蕁麻疹)の証に用い、僅かだが痺証の治療にも用いる。

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新型インフルエンザと漢方

インフルエンザは昔からある病いで、今に始まる新病ではありません。
では4000年の歴史があるという漢方ではどのようにインフルエンザを捉えてきたのでしょうか?

呉又可という中国の医師がいました。
名を有性、字を又可といい、淡斎と号しました。
西暦1582-1652年、明代に江蘇呉県で活躍した人です。
一生を中医伝染病学の研究に従事し、《温疫論》の一書を著しました。
これにより伝染病の病因学説を完成しました。

彼の生きていた時代は戦が頻繁にあり、温疫が大流行しました。
明末の西暦1641年は呉有性が49歳の時で、温疫は山東、浙江、河南、河北等の地に流行しました。
西洋で細菌学というものの出現する前の時代です。
この時の経験から纏めたのが《温疫論》です。

“温疫の病というのは、風に非ず寒に非ず,暑に非ず湿に非ず,すなわち天気間の別の一種である異気に感じたものである”

この種の異気とは即ち“戻気(れいき)”の事である。
“戻気”はまた“癘気”とも表記する。
この学説はウイルスがまだ発見されていなかった時代に立てられた仮説としては大変先進的であった。

《温疫論》には“この無形の気は動物によって感染力が異なり、人がかかる以外に牛瘟・羊瘟・鶏瘟・鴨瘟などがある。しかも牛病は羊にかからず、鶏病は鴨にかからず、人病は禽獣にかからない。だから異気(雑気)というのである。”と述べてあり、温疫の免疫性にも論述がなされている。
ちなみに“温病”、“温疫”、“瘟疫”の三通りの表記があるが、広義と狭義の区別であり、温病は温疫をも包括する。

《瘟疫論》二巻はには

瘟疫の発生は“戻気”によるもので、口鼻より人体に侵入し、募原に伏し、その邪は半表半裏の間に止まる。その伝変するところは九通りもある。并せて一連の辯証施治の法則も提出するが、その辨証と治療は「傷寒」とは異なる。
とはっきり書かれています。

また

“温疫が大流行すると多くの医師は旧態依然として傷寒法で温疫を治す事を墨守するばかりで治療効果がない。”
とも云っているのは耳の痛い事ではありませんか。


★ 近年、タミフルよりも漢方薬の「麻黄湯」のほうがインフルエンザにより有効であるという顕微鏡下での研究結果が報告されていますが、歴史を読んでいない人達の戯言だと笑えます。

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月経前のイライラ

月経前になるとイライラして怒りやすくなったり、ひどい時には狂ったようになったりして自制がきかなくなる事がある (経行情志異常) のは何故か?

月経前には肝経や衝脈の気血がもっとも旺盛になる。
普段から“肝鬱”気味の人には、この時期は大変危ない。
何故なら衝脈が実すると上逆 (上冲) する性質があり、肝鬱として溜まっていた肝気も一緒になって昇ってくるからです。
肝気が昇ると“肝火”となり、精神 (心神) を擾乱させると怒りや発狂になります。

また同時に肝鬱のため腹が脹ったり胸苦しくなったりの症状も伴います。

これには清肝解鬱・鎮静安神の治法が必要になります。
もっともよく選ばれるのは丹梔逍遥散 (加味逍遙散) 加減です。

※ ホームページのメール相談例「生理前の体調不良」の例が出ていますので参考にして下さい。

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肥満/月経が遅れたり来なかったり

女性、30歳。
一番目‥‥‥精神的によわく、悩みや嫌なことが起こると、だべてしまっています。
何とか痩せたいのですが、なかなかうまくいきません。

二番目‥‥‥これからの時期、すごく汗をかいてしまう事です。人前だとますます汗がひきません。

全身:だるい 、気がふさぐ、汗かき、不眠、朝起きれない
顔面:ふつう、時々頭痛
腹部:脇腹が痛い、腸が鳴る、
婦人:月経が遅れる、月経がこない

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

返事: 肥満による月経の遅れ(月経後期)があることは 蒼附導痰丸 のところで書きました。


あなたの場合もそれに該当します。
ただし薬に依存するだけでは不十分です。
同時に自身の努力によって痩せることも考えてください。
肥るのは炭水化物が主な原因ですから和風の副食を増やして御飯を減らす事から始めてください。
三度の食事だけにして間食はしないように。

また「ためしてガッテン」の「ちょこまか動き」を参考にしてください。

脾湿生痰 (脾の消化機能が衰えると湿滞となり痰を生ずる) の証に該当します。
次のホームページを参照して下さい。

※ ホームページのメール相談例「肥満」の例が出ていますので参考にして下さい。
あなたのケースとメカニズムが似ています。

今月の医話” 肥満の相談も参照して下さい。


おすすめの漢方処方

(1) 蒼附導痰丸(そうぶどうたんがん)・・・・・・・・・・(煎じ薬)

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蒼附導痰丸

蒼附導痰丸《葉氏女科》は現代では主に次の症状に使われている。

月経過少 早期閉経 月経後期 (月経稀発)

ほかに肥満や多汗症にも応用される。

【処方】 蒼朮・香附・枳殻・半夏・陳皮・茯苓・胆星・甘草・生姜

【功能主治】 肥満型で多痰,気虚,数月に一回しか月経がない;
       形肥痰盛者の経閉;
       肥人の気虚生痰の証は、白帯を下す者が多い。

なぜ肥満者に月経が阻滞するものが多いか?
肥満者は痰湿が多いとされる。
(痰湿とは病的な水分だけでなく脂肪も含まれている)
これらは元々は生理的な腎陰癸水と呼ばれる体液や性ホルモン等の重要物質だったのだが、卵巣・肝腎の間に停滞するうちに一種の有害物質に転換して卵子の生長発育を妨害するようになったのである。
これを中医学では「痰湿阻胞」という言葉で説明している。
また痰湿は二次的に血流の停滞すなわち淤阻をも引き起こすので更に排卵を阻碍する事になる。

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