中医学の紹介

中医学は中国の長い歴史を経て蓄積された素晴らしい医学です。
中国のネット上でも多くの知見が発表されています。
それらは中国語で表現されているため日本人としては十分に読み取ることが出来ません。
私はなんとかして幾らかでも内容を察知したいと思って中国語講座を数年学びました。
お陰で何分の一かは理解できるようになりました。
進歩を続けている中医学があまりにも素晴らしいので、少しでもその内容を他の方にも分かってもらいたくなります。
それで僭越ながら下手な翻訳を省みず、気に入った記事があると直訳して他の方に読んでもらおうと考えました。
それで、このブログには沢山の中医学の報告例の直訳がアップしてあります。
出典には必ずURLをリンク表示してあります。
記事内容は、決して私個人の知見ではありません。
発表されたご本人様には幾重にも感謝申し上げます。

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久咳

張磊医案:孫某某,女,47歳,1970年来診。
小さい頃より40年間も咳嗽が続いている。
毎年秋の末に発作が始まり,冬季がひどく,夏季は収まっている。
発作期間中は昼軽く夜重い,ひどくなると眠れなくなる。
痰が多くて稀薄,喉が痒い。顔色はよい。

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肝経風火証の頭痛

『中医臨床』v36-2(2015年6月) 丁元慶 治験報告No.24
清肝瀉火による肝経風火証の片頭痛治療
患者:女性,39歳,会社員。
初診日:2004年12月15日
【主訴】3年くらい前から頭痛の発作が1ケ月に1〜2回ほど起こる。発作の前には,目がかすんだりクラクラしたりすることが多く,頭痛の部位は一定していないが,おもに両側頭部が痛む。

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切り花と人の死

《難経》の八難に曰く「寸口の脈が平なのに死ぬ者があるのは,何故か?」と黄帝が質問する。
これに対して扁鵲は「寸口の脈が平なのに死ぬ者とは,生気が独り内で絶しているからだ。」と答えます。
この問答について、岡本一抱は『医学切要指南』で次のように解説しています。
「たとえば切り花は、生気が内に絶しているものです。水に入れれば枯れないのは、寸口の脉が平ということです。人身が死ぬときは、先天が尽きて後天がついに尽きる場合と、後天が尽きて先天が最後に尽きる場合があり同じではありません。」※
胃気が絶えて終末期を迎えた病人が、胃瘻を付けたり点滴をしたりして延命を図るのは、先天が既に「独り内で絶している」のに後天を維持し続けている場合に相当します。

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群発頭痛

『中医臨床』v36-1(2015年3月) 丁元慶 治験報告No.23
清熱化痰,涼肝熄風による群発頭痛(痰熱生風)治療
患者:男性,37歳,工場勤務。
初診日時:2009年8月29日
1995年に頭部に外傷を受けて,翌年から頭の左側半分,後頭部と眼球や目の周りが痛む。

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「察証弁治」と「弁証論治」

曲直瀬道三の「察証弁治」と、中医学の「弁証論治」はどのように違うか?
頭痛※について
(1)『啓迪集』における「察証弁治」
基本処方:二陳湯+川芎・白芷

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道三流医術

いま曲直瀬道三にはまっています。
道三(1507-1594)といえば、中国へ留学した田代三喜の弟子で、朱丹渓の医学を日本に広めることに貢献した人です。
そして朱丹渓といえば『格致余論』が有名です。
『格致余論』といえば「陽有余陰不足論」ときます。
結局はこれが分からなければ道三流医術が分からないということです。

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鬱『医学天正記』6

秀頼公 御母 御年二十余 御気鬱滞し不食眩暈す
快気湯 木香飲 也

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鬱『医学天正記』5

 鬱『医学天正記』4 の続き
(今上皇帝)御脈結濇にして食消せず
胸膈の間に御気鬱滞り時々嘔啘せり
調気湯 八解 に莎 宿 査 を加え 姜を入れる
胸内煩悶に 芩 門 竹茹 を加える 間に 砂 安神丸 を用いる

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月経期頭痛2

『中医臨床』v35-4(2014年12月) 丁元慶 治験報告No.22
益陰養血,平肝熄風による陰虚肝旺の片頭痛治療
患者:女性,34歳,既婚,子供1人。
初診日:2010年11月9日
ここ2年、ひと月に1回、生理の前に両側のこめかみが脈打つように痛くなる。悪心・嘔吐は伴わない。

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耳鳴り

耳鳴りといえば耳聾左磁丸という中成薬があり、日本のエキスなら滋腎通耳湯・牛車腎気丸・釣藤散などが挙げられますが、それれで良くなったという人はあまり聞きません。
高齢者の回復不能な腎虚を除いて、若い人なら必ずどこかに治療のポイントがあるはずです。

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