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脳梗塞に補陽還五湯

長嶋監督の脳梗塞にちなんで是非知ってもらいたい漢方処方があります。
補陽還五湯といい、王清任の『医林改錯』に書かれています。

【組成】黄耆4 当帰2 赤芍1.5 地竜・川弓・桃仁・紅花1

【主治】半身不随・口眼歪斜・言語がもつれ、口角から涎を流し、大便乾燥・小便頻数・遺尿不禁。

王清任の説明によれば、人身の陽気を十とすれば左右に各々五づつが分布している。
脳梗塞によってどちらかの半身でこの陽気から2分の1が欠けると半身不随が起こる。
この処方は補気薬と活血薬の配合により血行改善をはかり、欠けた2分の1の陽気を回復し、元の五に返すので還五、すなわち補陽還五湯と名づける。

中国では有名な処方ですが日本ではまだ余り知られていません。
有効な薬もなくてリハビリだけに頼る人々のために、この処方は救いの神になればと思うのでこの際、是非とも大勢の脳梗塞患者さんに使ってみてもらいたい。

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