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不妊症の漢方治療

『症例から学ぶ・中医婦人科』名医・朱小南の経験(2004/4/5 東洋学術出版社)に次のような記載があります。
「月経前に乳房脹満がある人に不妊が多い。またそういう人は生理痛もあり、卵管閉塞・子宮発育不全などの婦人科疾患を伴う場合が多い。」

月経前の乳房脹満だけを治療しにくる人は少ないけれど、不妊治療に来た人にこれが発見される場合が多い。
不妊と月経前乳房脹満には因果関係がありそうだ。
だから不妊治療以前に月経前乳房脹満を治療しておけば不妊治療をせずに済むことがある。

では月経前の乳房脹満は何故起きるのか?
子宮から出て月経や妊娠をつかさどるのが衝脉(血海)・任脉という2つの経絡です。
更にその上位にあってこの2経絡を管理するのが「肝」という臓で、ここには肝経が連なっています。
つまり 肝→肝経→衝脉・任脉→血海(子宮) という流れがあります。
大元の肝は木性で、春に木の芽が生えるように、のびのびと条達を好みます。
それなのに直に精神的なストレスを受けて気の停滞を招きます。
肝経は性器や乳頭部を通っているので肝気が鬱結すると月経や月経前の乳房脹満を起こすのです。

結婚してから不妊の治療を始めるのではなく、結婚前から生理痛や月経前の乳房脹満の兆候から将来の不妊を事前に察知して治療を始めるのが理想です。

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