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女陰白斑

外陰ジストロフィーという難しい病名の55歳、女性です。聞けば9年前に大腸癌切除、3年前に乳癌を切除、放射線治療、その後ホルモン剤を飲み始めてから排尿痛が起こり、今の病気を発見したそうで、局部が部分的に白斑化している。現症は排尿痛、頻尿、特に夜痒み、おりものは少ない、少し出血があった、舌の色はは淡い。
病院へ通院はしているが外陰症状に対してはいくら訴えても改善がなく、やむなく漢方にでもとなった次第。

複数の癌とその後の放射線治療などを経て身体にかかる負荷はいかばかりであったか、その大きさが稀に見る外陰ジストロフィーという病気を引き起こしたのでしょう。
漢方では病名にかかわらず、“陰痒”“陰腫”“陰瘡”“陰痛”“陰燥”などの症状から弁証することになります。幸い『中医症状鑑別診断学』には“女陰白斑”というのが出ています。それによれば肌膚から弾性と滋潤性が失われ、干燥しているのは「血虚」の結果である。また排尿痛と掻痒は「肝旺」のためである。対応としては養血活血・清肝去風の方法が求められる。

四物湯加味 (当帰・白芍・川弓・熟地・白疾藜・鶏血藤・川断・紫草・百部4)36

本人は本方を10日間服用したらもう効果が感じられたという。以来、一ヶ月分ずつの投薬を半年間受けた。今では殆ど不都合がないので間が遠くなり、忘れた頃に顏を出す。

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