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強膜炎 (鞏膜炎)

強膜炎を中医学では鞏膜炎といい、古称では“火疳”という。中医弁証は次のようになっている。

http://www.xayxh.com/jbzt/wgk0024.htm
(1)肺熱亢盛
(2)肝胆火旺
(3)風湿熱邪内結
(4)陰虚火旺

http://qiuyi.fx120.net/fdoctor/ziliao/wuguan/yan/200501071539378968.htm
1.肺経鬱火
2.火毒蘊結
3.風湿凌目
4.肺陰不足

http://www.i120.net/healing/show.asp?list=0104550
(1)肺熱亢盛
(2)心肺熱毒熾盛
(3)風湿熱邪攻目
(4)久病傷陰
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 五行配当では眼の白い部分(白睛)を“気輪”といい、肺の領域です。そこが赤くなるのは肺気の宣発作用が滞り、内熱がこもっている事を意味します。いずれも病因の最初に上げてあるのは「肺熱」です。この肺熱の由来は何でしょうか?

 風湿邪が体表の皮毛を襲い、皮毛と表裏関係にある肺の経絡から絡脉に至り、白睛に鬱するとやがて熱化して「火邪」を形成します。それが「風湿熱邪攻目」ということで、その結果生じたのが「肺熱」です。

 現代医学が証明するように強膜炎は関節リュウマチと密接な関係があります。目の痛みと関節の痛みという一見関係ないような部位での痛みですが、中医学的に原因を遡るとそこに共通の病因があることに気が付きます。それが“風湿邪”です。風湿邪は強膜炎と関節リュウマチの両方の原因になり得るのです。

 風湿熱が犯しているのはまだ体表の皮毛や、その裏の肺の絡脉ですから表層強膜炎の段階です。この段階だと病邪を除去するのは左程困難ではありません。去風除湿・清熱散結法が適用されます。『南方医話』のなかに邱徳文氏の「目病と解表」という論説がありますが、大変参考になります。

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