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精、気、血、痰、鬱 1

安倍さんの憔悴した姿は見るに忍びなかった。
中医学では、精神 (こころ) の疲労は物質の精・気が両傷したからで、五臓の心を養うことによって回復出来ると考える。
‥‥‥

" (五臓の)心が乱れれば神(精神)が疲労する, 神が昏ければ気は衰える。 さらに精・血が枯竭すれば, 精・気が共に離れ, もはや人の形体は保つことが出来ない。" 明・章[シ黄] 《図書編・神気為臓腑之主》

按: 精、気、神、これを三位一体という。気は能く精を生じ, 精は能く神を生ずる。 だから精が不足すれば気は乏しくなり, 気が不足すれば神は疲労する。傷精はすなわち奪気・奪神である。

神とは精・気の外露である。故に(五臓の)心が乱れれば神(精神)が疲労し, 神が昏ければ気は衰える。 若し精・気が両傷すれば, 神は養われず萎靡し, 人の形体は主が居らなくなり頽敗する。

心、神、精、形の四者は相互に依存している。
(五臓の)心は神を蔵し, 神は能く形の役となる。
神は精によって養われ, 精はまた形体の生長と発育を促進し, 人体の内外を保持完整させ統一を図る。

         『歴代臨床格言選萃』 天津科学技術出版社 1987

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