嚥下障害 (誤嚥)
寝たきりの病人や老人が嚥下障害とか誤嚥によって肺炎を起こして重大な症状に至ることはよく知られています。特に睡眠中に気付かずに唾液や食べ物が流れ込む「不顕性誤嚥」をいかに防ぐか、この問題は緊急に答えが求められています。
誤嚥しないためには嚥下反射を低下させない事と、また誤嚥したら咳反射ですぐに排出しなければなりません。
嚥下反射は胃気の降下機能であり、咳反射は肺気の宣暢 (宣散) 機能です。
だから胃気と肺気のふたつの気機を衰えさせない事が対策法になります。
【陰陽昇降3】に次の一文があります。
肝と胆, 脾と胃は一臓一腑で互いに升降を担当する。
臓は精血を蔵し升(のぼ)り, 腑は伝化を主り降(くだ)るのが順である。
胃気の降下 (胃の降気) 作用は脾の升陽作用と相互依存的にしか維持出来ないし、また肺気も五行上その母に当たる脾によって生み出される。
故に脾気を養い維持することが最大の重要事となる。
これは【臓腑病機 3】の
胃気 (脾気) が有れば生き, 胃気 (脾気) が无ければ死ぬ」とも同義である。
結論、脾胃の気を養うことが誤嚥への根本対策である。
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