火1
" 人火は正治して, 竜火は反治する。人火は凉平し, 竜火は火で逐いはらう。" 元・朱丹渓《丹渓手鏡・喉痺》
按: 両者はみな内火の治法である。
人火とは, 即ち心火, 上焦の火で, 多くは実火であるから, 実火を治すには正治法を用いる。
即ち治熱には凉を, 治火には寒を用い,直接に其の火を清し, 其の熱を平らにする。
竜火は又竜雷の火とも称し, 離位の火で, 陰火とも称する。
陰火を治すには反治法を用いる。
即ち火で火を治すか, 或いは補気升陽するか, 或いは納気帰元する。
薬用には甘温か或いは辛熱を用いる。
何故なら不足の火に属するので, 其の不足を補えば,則ち火は自ら帰宅する。
たとえば補中益気湯の甘温除熱, 桂附八昧丸の引火帰元は.皆これら反治法に属する。
『歴代臨床格言選萃』 天津科学技術出版社 1987
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