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桑葉で寝汗を治す

一時、桑の葉がバカに売れたことがありました。
「おもいッきり!!テレビ」で みのもんた氏が糖尿病に効くと云った為でした。

それはさておき、漢方では桑葉をどのように考えているのでしょうか?
桑葉といえば最も有名なのが「桑菊飲」で、この主薬が桑葉です。
以前 「桑葉で止汗」という記事を紹介したことがあります。しかしその時も桑葉が何故止汗するのかについての説明はありませんでした。
今回のは“桑葉で寝汗を治す”と、その訳も明記してあります。

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少陽の熱を清泄すれば盗汗は除かれる

盗汗とは寝汗の別称で, 寐ると汗が出、寤めると止る, 目をつむった時の汗である。
真元は虚すともまだ尽きていない。
目をつむれば, 陽は陰に入り, 少陽へと向かう, 目をつむると汗が出るのは, 胆経の火旺である," 邪熱が少陽を擾がせた時, 少陽から邪を外へと駆り出せなかったからである。" 温胆湯が対応する良方である。

郭誠勲曰く" 若し寸脈が大なら, 胆涎が心に沃ぐので,陳胆星、川黄連を加える; 小便不利を兼ねれば, 導赤散を合わせて各半湯とする, 右関が数大なら, 竜胆瀉肝湯を合わせ, 当帰、白芍、山梔子、牡丹皮を加える; 若し脈が弦数で, 苔が黄膩, 心煩、口苦なら, 痰火が少陽胆経の絡に滞っているから, 黄連温胆湯を用い, 清熱化痰し, 少陽の絡の痰火を清泄する。"

清・魏茘[丹彡]は説く" 柴胡は虚浮の熱を散ずる, 熱が去れば汗は自然に止る, そうでなかったら, 柴胡の升散作用で, どうして止汗できるのか" 。験方で霜桑葉が盗汗を治す事はあり得ないと, 多くの人が怪しんでいるのは, この道理を知らないからである。

医案挙例

1. 盗汗: 霜桑葉炒研末, 糯米湯調, 臥前服, 一剤知, 数剤愈。

《周小農医案》の注に: [登β]養初説" 桑葉は少陽の邪を泄す", 是れは桑葉が盗汗を治すことを知っているからで、少陽を清泄するという本治である。

      引自:(( 増評柳選四家医案》。

         『名医治則解析』(人民軍医出版社 2007) より

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