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もし新型インフルエンザが来たら

もしも鳥インフルエンザが突然変異して「新型インフルエンザ」になり人から人へと伝染するようになったら日本では64万人が死亡するだろうと騒がれています。
現代医学では免疫ワクチンや抗ウィルス薬などの研究が急がれていますが、まだそうなっていない仮定の話ではどうにも進みません。

では中医学(漢方)では何が出来るでしょうか?
新型インフルエンザでも、エイズやガンでも相手が何であれ、中医学が出来るのは常に"未病を治す"という姿勢です。
すなわち慢性疾患などの内因性の病気には、罹らない事を前提とした体質治療を以って川上治療(原因治療)とします。
またインフルエンザなどの外感病に対しても同じです。
罹っても重症化しないように日頃の体質治療を以って川上治療(予防治療)とします。

万一、外感病に罹ってしまったら川下治療(対症治療)は仕方のないところ、扁鵲に習って疾病が肌表(衛分期)に在るうちに肌表治療をします。ここで喰い止めるのが最善の策です。
コレラや天然痘など過去に幾度となく経験してきた流行病から得た知識は『温病論』や『湿温病論』として蓄積されています。
病邪が衛分から気分へと移れば気分期治療を、病邪が営分へ移れば営分期治療を、病邪が血脈(血分期)へと移れば血分期治療をと病気の進行に合わせた治療を考えます。

なぜ病気の進行に合わせるのかは説明するまでもなく自己免疫力を最大限に発揮するためです。病気を治しているのは他の誰でもない自分自身の免疫力だからです。 (つづく)

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