帯状疱疹后遺肋間神経痛
病例
張某,女,61歳。2003-04-20初診。
前右側の脅肋が疼痛しているうちに疱疹が出現してきた。
西医診断では帯状疱疹である。
西薬治療26日で疱疹は消失したが右側肋間に持続性疼痛が后遺した,夜間には尤も甚しく,入睡し難い,検査では肝胆疾病はない,西薬にて止痛治療を3年余行ったが効果はない,并せて胃部不適も引起した。
中医診: 右側脅肋の疼痛,食欲不振,舌質は紫,脈は弦細。
診断: 帯状疱疹の后遺肋間神経痛(淤血型)。
治法: 活血化淤通絡。
薬方: 旋覆花湯加減。
薬物組成: 旋覆花・紅花・焦山査12g,桃仁・当帰15g,柴胡・鬱金・川楝子・延胡索・炒白朮・新絳(茜根)10g。
服薬3剤の后,疼痛は大いに減り,睡眠、飲食ともに正常となった。
守方継服2剤にて痊愈した。
※旋覆花湯《金匱要略》が肝着病を治すのに用いられている事より旋覆花には化痰作用のほかに血脉を通じて理気止痛にも働くと思われる。
※肝着の着とは邪気留着の意である。肝臓の気血が鬱滞して胸脅の痞悶不舒あるいは脹痛を出現する。按摩をすれば楽になり、また熱飲を喜ぶのが特徴である。
天津市寧河県豊台医院中医科,中医内科臨床,韓以季(1954-)
(河北中医 2007年 1月 )
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