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神経質で気の小さな人へ

人と会うと緊張して、手が震えたり汗が出たりして苦手だという人、なんとか緊張しない気楽な性格になれないものかという相談。
これは病気というより性分の事ですが、仕事に差し支えるほどになるとやはり何とかしなければなりません。

漢方では「形神合一論」といって身体と精神は一如と考えます。
精神は生命の主体であり、精神が宿る身体は生命の本体であるから、主体と本体は切り離すことが出来ない。
具体的には“は血を蔵し,血は魂を舎(やど)す”,“は営(組織細胞)を蔵し,営は意を舎す”,“は脈を蔵し,脈は神を舎す”,“は気を蔵し,気は魄を舎す”,“は精を蔵し,精は志を舎す”と考えます。

精気神の三つは人間の“三宝”であり、かつ並列のものです。
くどいようですが体の構成物質(精・気・営・衛・血・津液)は即“精神”活動と直結する実体でもあります。
これを「形神共養」の原則と云い、“調神”と“保形”は同時系のものです。
即ち精神の病気は身体を治すことによって治せるのです。

俗に“肝っ玉が小さい”と云う時の“肝っ玉”とは、肝胆の“”に属する機能です。
すなわち「胆は中正之官,決断出ず」と表現しています。
(裁判官が判決を下すように断固とした決断力を持つのが胆である)

この胆気が少なく(胆気虚怯)、虚しておれば心気も虚してきます。(心虚胆怯)
それで心神が不安定になります。

胆気を強くする漢方処方には次の様なものがあります。あきらめないで下さい。

(1) 竜歯清魂散《類証治裁》 (竜歯・遠志・人参・当帰・茯苓・麦門冬・桂皮・甘草・延胡索・細辛)

(2) 平補鎮心丹《和剤局方》 (竜骨10 党参・酸棗仁・柏子仁・当帰・生地・山薬・麦門冬4 石菖2 遠志・人参・茯神・肉桂・五味子1)45

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