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ペット動物への漢方薬

愛猫や愛犬が病気になって動物病院で治療を受けても良くならなかったら、漢方薬で自宅治療する方法もあります。
基本的に人と動物は同じだと考えても良く、薬量は体重に比例してください。

【実例】 牛の急性腸胃炎 (感染性胃腸炎)
不潔だったり腐敗したりしている飼料や水を食して起こる場合があります。
糞便は稀粥様を呈し、粘液が混っています。
排便時に努責し、裏急后重(スッキリ出ないで何度でも繰り返す)があり、糞中に潜血があり、腹痛を伴います。
これには霍香正気散(かっこうしょうきさん)加減を用いています。
急性腸胃炎 39 例 , 治愈 35 例 , 4 例は中西薬結合を用いて治愈した。

1 症状
病牛の体温及び鼻汗は正常 , 反芻は減少するか或いは反芻せず , 食欲は全く無し, 聴診で胃蠕動音が弱い ,1 次 /2 min, 持続 10 s。時には起てずに腹這いになっている , 糞は暗色で , 潜血あり , 量が少くて稀薄である。

2 治療
霍香正気散加減 :
霍香 60 g, 厚朴 50 g, 半夏 40 g. 蒼朮 50 g. 木香 50 g, 肉桂 30 g, 陳皮 40 g, 焦地揄 40 g, 茯苓 40 g 粟殻 20 g, 甘草 20 g, 生姜 20 g, 大 棗 15 枚 。
1 剤/d. 水煎 , 分三次灌服 , 毎次灌服 1500 mL。

方中の霍香、蒼朮は芳香化湿辟穢の主薬である ;
厚朴、木香、陳皮は理気健脾の輔薬。
肉桂は温中散寒で止痛 ;
焦地楡、粟殻は止血・止痛の佐薬。
半夏、茯苓は滲湿利水 , 分清濁で , 牛の反芻を促進する。
甘草、生姜、大棗は補脾開胃し , 諸薬を調合して使薬となる。
諸薬は升清降濁 , 扶正去邪 , 標本兼治するので , 良効を得る。

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