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陽気が昇る時間//陽気を上げる食物

升陽益胃湯《内外傷辨惑論》の方后注に、この湯薬の服用方法が書かれています。

「早飯午飯之間温服。」
即ち「早飯(朝食)と午飯(昼食)の間に温服せよ」となります。
五行説では、午前7~9時の間は辰巳の時で、肝の時令に当たり,陽升之時(陽気が昇る時間帯)です。
肝は時の助けを得て、この時に最も升発疏泄の功を発揮します。

升陽益胃湯は、胃中の陽気を上げるのが目的です。
だから服用するのは午前7~9時でなければならないのです。

時間には時間の力があるように、また食物にも食物の力があります。

【用法】毎服3銭。加生姜5片・大棗2枚。早飯後温服。

朝の薄味か美食(おいしい食物)は その薬力を助け、升浮の気を益し、胃気を滋す。
長く煎じて気を厚くした方が良く、朝食と昼食の間に用いて 穀物の気を借りて薬力を助けてこそ始めて胃中の陽は昇ることが出来る。

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勤めに行くのに朝 起きるのが辛いというタイプの人がいます。
朝から体がだるくて、顔を洗っている時も「だやい だやい」と連発しています。
冷え性で、よく胃腸をこわし、風邪を引きやすいのです。
熱も出ないのに、体がだるくなると「風邪をひいた」と決め込みます。
実際、本人には風邪以外には説明が付かないからです。
寒気がしてもそれは外感によるものではなく、肺の衛陽不足による寒気に過ぎません。
風邪ひきではなく、胃の陽気が足りないだけです。
升陽益胃湯をお勧めします。

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