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兒童清感2号方

中国には人口が13億人もいるので抗ウイルス剤は高価だし、とても全部を用意する事が出来ない。
そこで北京市は 2009/11/04 新型インフルエンザ対策として、漢方薬「児童清感2号」が治療に効果があると公表した。

兒童清感2号方:
 炙麻黄・生甘草3 杏仁・知母・牛蒡子・浙貝母6 金銀花・青蒿10 黄岑9 芦根・生石膏(先下)15g

功能主治:清熱解毒、宣肺止咳。
 A型H1N1流感 及び各種流行性感冒による発熱・咽痛 或いは咽喉不利・咳嗽で痰が少く,舌質は紅く,苔が薄い等のもの。

用法用量:水煎口服。毎剤水煎200ml,毎次口服100ml。
病情が重ければ毎日2服,毎6時間に一回。
学齢前の兒童は半量に減らす。

煎服法:まず薬材を水に30分間浸泡しておいてから,更に水を加えて薬面を3-4cm程かぶるようにする。
先に石膏を15分間煎じておき,後から十分に浸泡した薬材を入れ,一緒に20分間煎煮し,最後に青蒿を入れて10分間煎じる,濾過して汁を取り,冷めてから口服する。
3剤を以って一療程とし、現在の価格は3剤で20元(約260円)である。


北京中医薬大学附属中西医結合医院兒科 主任医師 張思莱さんは次の様に指摘している。
もし兒童に湯薬を与えるならば,その解表薬は軽煎に止めて,久く煮てはならない。
さもなければ薬性は耗散して,作用が減弱する。
この外に,小兒の服薬で最も好いのは食間の2回である。
何故なら食前に服薬すると胃粘膜を刺激するし,食后に服薬すると容易に嘔吐を引起すからである。
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兒童清感2号方 は麻黄甘石湯銀翹散を合わせたような構成です。
熱咳と発熱を考慮してあり、お馴染みの処方構成は決して斬新なものではない。
これは従来の温病の処方で充分に対応できると考えているからである。

 (エビデンスにばかりこだわっている日本が、傷寒病の麻黄湯を有効と見なしているのとは180度反対である)

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