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総合的な観察

愚痴をひとつ

もう80歳を過ぎたご老人、永年沢山の種類の薬を医師の処方箋で飲んでおられます。
最近、体調が悪くなり新しい処方箋を貰ってきました。
見ると、今までの薬に大黄甘草湯エキスが増えています。
私は、どうされたのですかとお聞きしました。

最近は腹が張って食が進まない、とのことです。
便通は、飲んでいる酸化マグネシウムのせいか下痢気味である。

かかりつけの医師は腹が張るのは便秘のせいと考えて、酸化マグネシウムよりも更に強い大黄甘草湯エキスを処方したのです。

下痢・腹張と食欲の無さを「虚」と見なさずに、目先の症状だけを変えようとしたのです。
全体観を重んずる漢方的な考え方が出来れば、容易に見抜けることなのに誠に残念なことです。

大黄甘草湯エキスを飲んで、もし腹痛がしたり下痢がひどくなったら直ぐに中止して下さいよ、と念を押してお帰ししました。

このような事がしばしば起こっています。
病院でも漢方エキスが使われているのなら、せめて陰陽虚実だけでも判断できるように基礎を学んで欲しいものです。

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