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漢方と肺癌

肺は嬌臓(か弱い臓器)とも五臓の華盖(天蓋)ともいい,陽気が常に不足しやすい臓器である。
それで“気虚”“陽虚”になることが多い 。
肺癌の患者には舌質偏胖,苔薄白,面色蒼白、乏力、倦怠等の陽気虚証を表している者が見られるので、漢方では殊のほかここに留意する。

故に終始一貫して温陽益気法を基本とする事が多い。

肺癌主方
 人参(or西洋参)10g,黄耆30,麦門冬・菟絲子・女貞子・仙霊脾・沙参15,桂枝20,炮附子30-60(先煎),五味子9,鹿茸3g

その他 証に応じて薬味を加減するのは云うまでもない。

1.脾虚痰湿型
2.気陰両虚型
3.気滞血淤型
4.熱毒熾盛型
5.気血両虧型

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中、晩期の患者になると 気短、乏力、咳嗽、咯血、胸痛などの気陰両虚,陰虚内熱型が主流を占めてくる。

益肺清化顆粒では
 黄耆、党参、甘草により補気を,沙参、麦冬、仙鶴草、拳参、敗醤草、白花蛇舌草、川貝、紫苑、桔梗、苦杏仁などで養陰、清熱去火、潤肺化痰作用を図る。

気陰両虚型症とは、干咳で痰が少い,咳声は低微で,痰に少し血が混じる,痩せて活気がなく,口は干き呼吸が早い,目を瞑っても眠れず,胸が煩らわしく心悸する,食は減り疲れやすく,舌は紅くて干く、苔は白く干くか或いは無苔である,脈は沈細。

これは肺脾両虚,腎陰枯竭の証である。
治療法は 益気養陰,扶正除積。
方用 生脈散合六味地黄湯加減

処方:党参、麦冬、五味子、茯苓、熟地黄、山茱萸、百合、浙貝母15g,山薬25g,桔梗10g,冬虫夏草、甘草各6g

(民間療法では簡単に免疫力を高めるなどと云っているが、そんなに生易しいものでは通じない)

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