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過食症

中国では「神経性貪食症」「精神性貪食症」と呼ぶ。
憂鬱のため肝気が鬱滞し,心神に及ぶ事がある。
鬱は火に化すや,上って脳神を煩わす。
情緒は低落し,悲観し絶望する。
自棄食いのために飲食を節制しなくなると,脾胃は受損し,胃腸の気は乱れ,昇降作用が狂う。
飢飽に従わなければ貪食と厭食を交替に現す。
気機が逆乱して,脾が運化を失すれば,食后には胃が壅滞し,腹脹する。
兼ねて胃気が降りなければ,毎食后に嘔吐を起こす。
吐后にはスッキリする。
久吐して中気が大いに傷つけば,脾が精を化せず,生化の源は減り,人は消痩する。
若し患者が吐かなければ,必ずや中焦に積滞を現す。
或いは過食が脾胃を克傷し,脾が水穀の精微を全身に輸布しなければ,水湿は停聚し,痰濁は内蘊し,ついには心神症を呈するようになる。

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中医では病症を辨証して施治する。
最も多いのは、肝鬱脾虚,痰火擾心型である。

 症状:情緒が抑鬱され、悲観や煩躁から,時には暴食を常とし,食后に嘔吐し,胸脇は満悶し,ゲップが連続し,頭暈,悪心(はきけ),乏力(倦怠),心慌(動悸),失眠,多夢,小便頻数,大便秘結となる。
舌苔は白く厚く舌質は紅い,脈は弦滑である。

 立法:疏肝健脾,化痰清熱。

 方薬:(生石膏6 柴胡・香附子・枳殻・川楝子・黄岑・山梔子・鬱金・旋覆花・代赭石3 黄連・陳皮・半夏・茯苓・竹茹2 胆星・甘草1)45

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 精神性貪食症の多くは肝火犯胃と関連する。
情緒が過緊張となると,肝火は内盛し,鬱しても発散しないと,胃腑を侵犯し,胃火を引動し,胃熱が熾盛となる。
胃熱が盛んになれば消穀善飢といって、強い空腹感が襲う。
故に疏肝解鬱,清火降火の法を取らなければならない。

(香附子・石膏10 当帰7 白朮4 枳実・茯苓・地黄・牡丹皮・半夏・石菖蒲・鬱金・苦参3 升麻・甘草2 大黄・灯心草1)61

連服して病に中れば止める,多服する必要は無い。

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