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肺癌が脳へ転移した場合

肺癌が脳へ転移した場合、漢方(中医中薬)ではどんな治療をするのだろうか?

1. 脳への転移を防ぐために原発巣の弁証治療は以下の五型分類に従う。

(1)脾虚痰湿型
 肺癌主方+健脾化湿薬(白朮15g、茯苓15g、制半夏10g、陳皮10g、意苡仁15g、牡蛎30g、象貝母15g)

(2)気陰両虚型
 肺癌主方+益気養陰薬(沙参30g、麦冬15g、白花蛇舌草30g、桑白皮15g、生地15g、夏枯草30g等。
如し痰中帯血,加仙鶴草15g,小薊炭15g,阿膠10g)

(3)気滞血淤型
 肺癌主方+活血化淤薬(当帰15g、生地15g、桃仁10g、丹参15g、赤芍15g、枳殻10g、鬱金10g、川楝子10g)

(4)熱毒熾盛型
     方薬:白虎承気湯加減
   薬用:生石膏30g,知母10g,大黄10g,黄連10g,魚腥草30g,蒲公英15g,仙鶴草15g,生瓜呂10g,黄岑10g

(5)気血両虧型
 肺癌主方+益気養血薬(当帰9g、補骨脂15g、炒白術12g、鹿角片12g、大熟地20g、大砂仁30g、紫河車12g、枸杞子15g、鶏血藤20g、阿膠10g)

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2. 肺癌主方には、海南竜聖堂制薬有限公司の清肺散結丸(原名:参霊丸)などを用いる。
 (霊芝、冬虫夏草、阿膠、珍珠、牛黄、絞股藍等11味)

この処方には「清肺散結、活血止痛、解毒化痰」の作用があり、肺腺癌・肺扁平上皮癌・小細胞肺癌いずれにも有効とされている。

たとえ脳転移が起こった後でも、この治療法は継続しなければならない。

ここで注目したいのは清肺散結丸に含まれている「牛黄」についてである。
牛黄は日本でもトップに数えられる有名な民間薬です。
民間では「中風(脳卒中)で倒れた初期の気付け薬」として用いられてきました。
その使い方は正しく、中医学でも『化痰開竅、開竅醒神』の効能を認めています。
この事からも肺癌の脳転移に牛黄を用いるのは頷けます。
脳転移の結果、意識障害が起きたり歩行不能になったりするのと中風発作とは症状的に似ていますから。

それにしても、転移が起きるのは人体の「正気」が衰えるからです。
衰えさせているのは五型分類でも分かるように、「脾虚痰湿」「気陰両虚」「気滞血淤」「気血両虧」などがあるからです。
《抗癌》にのみ着目して、こちらを忘れると最悪の結果になります。
いち早く「正気」への手当てをして転移を食い止めたいものです。

肺癌の脳転移まで進めば、医師はもう手の施しようもなく退院させて本人の好きなようにさせているケースが殆どです。
まだ打つ手はあるのに‥‥‥、現代医学と中医学が併用される日は何時来るのでしょうか?

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