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唾液が多い

口中唾液多可用中医治

多唾とは即ち口中に唾液が多く,黏稠か或いは清稀で,時々唾かざるを得ず,頗る煩わしいものである。
中医では多唾は神すなわち元気を傷つけるものと認識しており,一種の不健康の表われである。
多唾は多く身体虚弱な人に見られ,其の他の全身症状を伴う事がある。

 1. 脾胃気虚型
 多唾の症に,并せて精神不振を伴い,頭昏し,少気(息切れ)乏力で,口は渇かず,
舌淡で苔白,或いは薄膩の白苔あり,脈は緩か或いは弱である。
治法は補益脾気に,摂唾を兼ねる。

(1)六君子加益智湯:(党参・陳皮4 白朮・茯苓・半夏・益智仁6 炙甘草2)34

(2)六君子丸(中成薬)


 2. 脾腎陽虚型
多唾の症は,量が多くて清稀である,
并せて頭部覚冷を伴い,頭昏し,四肢は欠温し,食が少く便は溏か,或いは腹痛し,小便清利し,夜尿が頻る多い,
舌淡で苔滑,脈は沈弱である。
治法は温補脾腎に,摂唾を兼ねる。

(1)固脂益智散:(補骨脂・益智仁6 白朮5 干姜4 肉桂2.5 炙甘草2)25.5

(2)理中丸(中成薬)

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多唾医案

[形β-彡]斌

李某某,女,45歳。
2006年11月30日初診。

主訴:一年前から夜間に唾液多く涌きでる。

病史:毎晩1時以后になると唾液が泉のように涌きでる,
清(さらりとして)で無味である,
咽下すればゲップが頻発する,
睡りについても依然として続き,2~3時頃にゲップは尤も多くなる。
もともと便秘で、耳鳴、乏力、寐つきが悪く梦が多い,
毎晩9時に入睡して,11~12時には醒め,醒めれば入眠せぬまま,4~5時にやっと入睡できる。
曽って尿路感染や、自汗の病史があり,冬日には寒がりで,手足は冷え,夏に入れば暑がりである。
舌は淡紅で苔は薄白く,脈は沈細である。

処方:(党参10 生白朮17 干姜・益智仁・甘草3)36

2007年3月1日 来診時の話では:上方を5剤服したら,夜間に唾液が泉のように涌き出ていたのが治った。
余症は未だ愈えていないので,ずーっと此の方を続けることにした。

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