早泄(早漏)
早漏は何故起きるのか?
感じやすいからですね。
何故過敏になるかを中医学では次の様に説明しています。
感じるのは火(神経)が昂ぶるからです。
火といっても実火ではなく、虚火です。
虚火は、ストレスや過労により腎陰や腎精を耗損した結果起こります。
その虚火のことを君火に相対して相火といいます。
君火は心に宿り、相火は下焦の肝腎に蔵されています。
相火は臓腑を温養したり生殖功能を司さどったりします。
この相火が偏亢して精室を熏灼すると、精関は開き易くなり早泄となります。
また性欲亢進・頭暈目眩・夜寐盗汗・心煩失眠・口干溲黄などの症状も出やすくなります。
性欲が亢進しても決して強精ではないのです。
治療には清熱瀉火・滋腎養陰をしなければなりません。
【方名】清腎湯 《雑病源流犀燭》卷十八
【組成】(焦黄柏・生地黄・天門冬・茯苓・炒山薬4 煅牡蛎10)30
方中の薬は補瀉の双方が含まれ、腎陰を補い相火を瀉し、固渋を兼ね、標本兼顧の万全の内容になっています。
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