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胃咳

《症因脈治》卷二 咳嗽総論に脾経咳嗽が出ています。
咳をすると右肋下が隠隠と痛み,痛みは心脾に引く;
元気が衰えて嗜臥し,顔色は痿黄となり,腹は脹り黄腫重く動けない,動けば咳が劇しくなるなら,これは脾経咳嗽の症である。
脾咳が已まなければ,胃がその影響を受ける。
胃咳の症状とは,咳して嘔する事である。

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800証候

中医臨床診療術語-----証候部分 というのを見つけました。
ここには800種類の「証候」が網羅されています。
どうして中国の老医師達はこんなに緻密な検証が出来るのだろうか?
中国3000年の歴史とはやはり たいしたものだと思う。
たとえば 3.6陰(液虧)虚証 を細分して次の様に分類している。

3.6.1陰虚陽浮証
3.6.2陰虚血燥証
3.6.3陰虚動血証
3.6.4陰虚動風証
3.6.5陰虚津虧証

日本人にはここまで細心に考察する人はそういないでしょう。
分類が精緻になればなるほど証の意味が明確になり、病人を治す確率が上がると思います。
細分化した証候の定義があれば、逆に定義の方から治療者の頭を刺激してくれるという事にもなるでしょう。

私もこれからは800証候に基づいて弁証をしていきたいと思っています。
HPを「800証とは 」にアップしましたので見てください。

以前 「2657の中医証候」というブログを書きましたが、これは細かすぎて実用には向きませんでした。
でも今回のはきっとお役に立つでしょう。

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膀胱咳 2題

膀胱咳について《素問·咳論》には“腎咳が已まやければ,膀胱が之を受ける,膀胱咳の状は,咳すると遺溺が起きる。”と書かれています。
用いる処方は茯苓甘草湯や加味茯菟湯《医醇剰義》などです。

茯苓甘草湯(桂枝5 茯苓8 生姜・甘草1)15

加味茯菟湯(茯苓・杜仲・杏仁6 菟絲子8 当帰・貝母4 破故紙3 橘紅・半夏・白朮1)40

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腰膝酸軟(足が無力で歩けない)

頭暈目眩,腰膝酸軟,夜尿頻数

金X X,女,53歳,1981年8月来診。
患者は数年来,常に頭目暈眩(めまい)と,腰膝酸軟(だるい)無力があり,道を歩くと膝ががくがくするし,心悸・失眠・気短(息切れ)等の症もある。
血圧は高く,降圧薬を常服している。
これまでに脳立清・清眩丸等の中薬湯剤を服用してきた。
用いた薬物系は:石決明・珍珠母・竜骨・牡蛎・菊花・白芍・生地・玄参・亀板・夏枯草・牛膝・代赭石・鈎藤・竜胆草 等である。
しかし効果はなく,体力は次第に弱まってきた。

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