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嚥下障害 (誤嚥) 2

過去の記事に「嚥下障害 (誤嚥)」があります。
その時は嚥下反射と誤嚥時の咳反射について考察しましたが、誤嚥そのものの原因については及びませんでした。
摂食嚥下障害の漢方治療は東北大学の先生方が半夏厚朴湯を用いてかなりの成果を得ておられます。
半夏厚朴湯といえば「咽中炙臠」や「梅核気」の概念が有名です。
その連想で嚥下障害への応用が試みられたのだと思います。

中医学ではこれを吞咽障碍といい、脳血管障害者などに色々な工夫があります。
弁証理論の得意な彼等は誤嚥の多くを「痰蒙清竅証」とみなしています。

清竅とは面部の眼耳鼻口の七個の孔竅が正常に機能している場合のことです。
この七竅の中の口の経絡に痰湿の邪が迷い込むと“痰蒙”となり、誤嚥を起こすというのです。
使用するのは二陳湯加味です。
 (陳皮・半夏・茯苓・炙甘草・生姜・烏梅・竹茹・胆南星・白僵蚕)

半夏厚朴湯は(半夏・茯苓・厚朴・紫蘇・生姜)
なので、両者は 半夏・茯苓・生姜 が共通です。
二陳湯加味にはその他に 陳皮・甘草・竹茹・胆南星・白僵蚕 があり、去痰の効力を強めています。

東北大学やその他の先生方が半夏厚朴湯のほかに、二陳湯加味も臨床で使って見られたらどうかと思います。

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