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複視と突発性難聴

疲れ過ぎると食欲さえ無くなるのを経験したことはありませんか?
(労役形体,脾胃不足)(煩労傷中)
先日、親の看護疲れで過労気味の婦人が突発性難聴になったと相談に見えられました。
その数ヶ月前には物が二重に見える(複視・岐視)といって相談に来ておられたのです。
複視の時は正容湯加味を紹介したのでしたが果たしてそれで良かったのかどうか?
複視は日数が経ったせいか次第に改善していったそうですが、今度は突発性の感音性難聴だとのこと。
ストレスを受けやすいと自分でもいっておられますが、神経が細そうな方です。
首から上の、目と耳の症状が重なっています。
それでふと気が付いたことがありました。
益気聡明湯のことです。

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三拗湯と麻黄湯

『傷寒論』に麻黄湯という処方があります。
内容は次の通りです。
麻黄三両(去節) 桂枝二両(去皮) 甘草一両(炙) 杏仁七十個(去皮尖)

これとよく似た処方に三拗湯《太平恵民和剤局方》というのがあります。
麻黄(連節)10g 北杏仁(連皮)12g 生甘草(連梢)3g 生姜4片

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栄弱衛強をめぐる論争

『傷寒論』に次の条文があります。

 太陽病、発熱、汗出者、此為栄弱衛強、故救邪風者、宜桂枝湯。

(太陽病で発熱し、汗が出る者、此れは栄弱衛強である、故に邪風を救うには、桂枝湯が宜しい。)

ここの「栄弱衛強」という言葉の意味について考察されている「从桂枝湯証浅析栄弱衛強之含義」という論文があります。

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食后嗜睡

食后嗜睡とは食事後に病的に眠くなる症状を云い、また“飯酔”とも云う。
人の寤寐(覚醒と睡眠)は衛気の運行や陽気の盛衰と密切に関っている。
《霊枢·大惑論》に云わく:“衛気は昼は陽(表)を行り夜は陰(裏)を行る,故に陽気が尽きれば臥し,陰気が尽きれば寤(さめ)る。”
つまり陽気があれば覚醒で、陽気が無ければ睡眠です。
従って何らかの原因で陽気不振が起これば昼日や食後にでも嗜睡が見舞います。

例えば(1)黄疸や肝炎などで胆経に湿熱が多ければしばしば昏睡する事があります。
これは胆経鬱熱が陽気を遮ってしまうからです。
(2)通常でもっとも多いのは脾虚食積(湿困脾陽)です。
これは脾胃が虚弱な人の食後の眠気です。
(3)また『傷寒論』には「少陰病は但だ寐ねんと欲す」と書かれています。
これも慢性病で脾腎の陽虚になると嗜睡が襲ってくる例です。
どれもみな陽虚(陽気不振)が原因です。
陳明、劉渡舟先生の著《傷寒名医験案精選》に面白い治験例があります。

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月経過多

聖愈湯加味:
(党参・黄芪・白芍・生地・益母草・続断5 香附子・牡丹皮・杜仲・当帰3 川芎2)44
毎月経の来潮后の第2日より服薬を開始して3剤~6剤を服用する。

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