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桑葉の身近な効用

桑葉は味甘・苦;性寒。
帰経は肺経・肝経。
効用は疏散風熱,清肺潤燥,平抑肝陽,清肝明目,凉血止血。

中医学では桑葉には辛凉解表の効用があるとされて風邪などに汎用されていますが、そのほかに身近な効用もあります。
朝洗顔の時、鏡で目が真っ赤になっているのを見て驚いた事はありませんか?
結膜下出血です。
白目の細い血管が切れたのです。

中医では白睛溢血といいます。
西医を尋ねても多くはその内に自然吸収されるので治療の必要は無いといわれます。
そんな時に簡単な方法があります。
桑葉10—20gを水で煎んじて内服してください。
多くても三剤で出血は消失します。
古い出血が未吸収で暗色を呈しているところへ再び新しい出血が起きたら、少しの生麻黄を反佐薬(桑葉の寒凉性を減らすのに麻黄の温性を利用する)として加えて下さい。
そうすれば桑葉の寒凉留淤(桑葉の寒凉性が強すぎると止血しただけで吸収が進まないこと)の作用を防止できます。

五輪学説では肝は目に開竅し、白睛部分は肺に属します。
この病いは肝肺二経の熱邪が亢盛なため“迫血妄行”したのです。
桑葉の帰経は肝経・肺経です。
その“清肺潤燥,清肝明目,凉血止血”の効が結膜下出血の病機とぴったり合って迅速な療効をあげることが出来るのです。

※一部では桑の葉が血糖値の上昇を防ぐとか、肥満改善に効果があるとかの風評がありますが中医学ではそのような事は認められていません。

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