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肺の治節について

漢方の古典《素問·霊蘭秘典論》には:“肺者,相傅之官,治節出焉。”と説かれています。
この「治節」とはどういう意味なのか?
書物を調べてみても今までに納得のいく説明と出会わなかった。
語彙的には、治節とは治理・調節の事となっている。
これでは何の事か解らない。
何を調節するのか?
また相傅(ソウフ)之官とは宰相のことで、君主之官である心に対する位置付けである。
現代医学でも心肺機能とまとめて云うようなものか。

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立ちくらみ(起立性低血圧)

急に立ち上がった時に起こる血圧の低下で、眩暈・立ちくらみ・眼前暗黒感・気が遠くなるなどの症状が起きる事があります。
単に物理的な理由で、たまたま起立時に一時的な貧血を起こしただけと簡単に考える人もいますが、起きる人は頻繁に起きるし起きない人は全然起きません。
よく起きる人はもっと深く考えなければなりません。
また立ちくらみを通常の眩暈と同じに考えるのにも頷けません。
中医では多くは気虚陽虚・陰血虧虚・気陰両虚などを原因と見なしています。

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慢性萎縮性胃炎

萎縮性胃炎の原因の殆どはヘリコバクター・ピロリ菌であると云われています。
しかも「慢性胃炎→萎縮性胃炎→腸上皮化生→胃癌」という道すじが確定的なように宣伝されてからは、誰もがいずれはピロリ菌の除菌をしなければならないのではないかという義務感を感じています。
しかしそのように単純に、病気というものを原因と結果を直結するだけでいいのでしょうか?
原因と結果の間には長い長~い道程があります。
慌てて除菌ばかりをしなくても、やるべき事は一杯あります。

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