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慢性萎縮性胃炎

萎縮性胃炎の原因の殆どはヘリコバクター・ピロリ菌であると云われています。
しかも「慢性胃炎→萎縮性胃炎→腸上皮化生→胃癌」という道すじが確定的なように宣伝されてからは、誰もがいずれはピロリ菌の除菌をしなければならないのではないかという義務感を感じています。
しかしそのように単純に、病気というものを原因と結果を直結するだけでいいのでしょうか?
原因と結果の間には長い長~い道程があります。
慌てて除菌ばかりをしなくても、やるべき事は一杯あります。

中医学では慢性萎縮性胃炎の器質的損害は、基礎に中虚胃弱があり,それに肺虚肝鬱が重なってなるものと解釈しています。
肺は嬌臓にして柔らかく脆いもので,軽虚霊達が命です;
肝は剛臓にしてそう簡単には壊れませんが,働きは舒運条暢なることが第一です。
胃気は舒展なる活躍をし,通降するのが和順な状態です。
此のゆえに,組方用薬は軽霊なることが必須です。
凡そ味厚甘膩なもの、辛温燥烈なもの、気味の不純なもので、胃気を損ない壅滞させる品は,皆だめです。
組方には清潤にして不膩なものが求められ,流通する性質のものでなければなりません。;
甘補にして壅滞せず,展運の働きがあって,はじめて能く舒肺達肝により建中養胃の目的を達っすることが出来る。

処方には益気建中湯(補中益気湯+黄耆建中湯-飴糖)を用います。

(黄耆18 太子参・山薬10 黄精7 桂枝・白芍・大棗3 甘草1)55

主治:胃痛胃脹,喜暖喜按,遇寒加重,口淡不干,四肢欠温,舌質淡,苔薄白,脈遅或緩。
   即ち中陽不振、肝気升達無力、胃陽不足型之患者。

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