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耳管開放症

9月12日のTV「ためしてガッテン」では耳管開放症がテーマでした。
原因不明でストレスも要因の一つか、という結論でした。
私に少し異論があります。
飛行機の離着陸時は勿論のこと、エレベーターの昇降でも殆どの人が耳閉を感じています。
こういう分かりやすい事例を取り上げれば原因が気圧による血行障害であることは歴然としているではありませんか!

中医学でも耳管開放症(咽鼓管異常開放)について弁証論治していますが、その一つに“気滞血瘀”を取り上げています。
気滞血瘀を起こしたのは 頭や体の立居姿勢の変更であったり、エレベーターの昇降であったり、ちょっとしたきっかけが突発的な血行障害を起こしているのだと思われます。

これに対して《医学凖縄六要》では“通気散”を用いるとあります。
通気散《医林改錯》(柴胡・香附子6 川芎3)を基本にして、ほかに小茴香・木香・延胡索・石菖蒲や人参・甘草・陳皮・白僵蚕等を必要に応じて加味しています。

処方内容を見れば 芳香性の薬味(芳香性は血分にゆく)で何か阻塞する原因物を発散させ、気滞血瘀を去ろうとしています。
こうすることで耳竅の経脈は貫通し、経気が通るようになり耳閉は解消するのです。
結果として「行気活血通竅」が達成されたのです。

蛇足ながら、一部では「耳管開放症に加味帰脾湯エキスが有効」だという事でエビデンスも取られています。
それはそれで結構ですが、漢方や中医学の立場から考察してゆくならばこうもなろうかと愚考しました。

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