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指迷茯苓丸は肩周炎の神方

各家の医案・治療を読むと肩周炎の多くは寒凝血瘀と論治しているが、効果は極めて緩慢である。
私はこれまでに色々な方法を試したが皆どれも意に反した。
たまたま《医学心悟》の<肩背臂膊痛>一章を翻いていたら、そこに云く「肩臂痛は古方では茯苓丸を用いる。痰飲の患也。」と。
そこで重ねて《方剤学》を開き、茯苓丸の一節を読んで忽然と大悟した。
(人参・茯苓・桂心・橘紅・半夏・干姜・白朮・枳穀・甘草)
"両臂が疼痛し、手が上へ挙がらなかったり左右へ動かせなかったり、両手が疲れやすく、四肢が浮腫んだりする。舌苔は白膩、脈は沈細か弦滑。" 即ちこれ"痰停中脘の証なり。"
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果たして試してみると、これがよく効く。
更に理中湯を加えて温化痰湿を、姜黄を加えて諸薬を引いて肩部へ達せしめれば、効は桴鼓の如く、五例を治療して皆五剤を超えずして癒えた。
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例: 徐莫 女 70歳。
左肩周炎。肩部が明らかに萎縮して水平で30度しか挙がらず、疼痛のため夜は眠れない。
舌淡、苔白濁、脈滑。
病程は半年以上もさかのぼる。
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処方:(茯苓4 枳殻・干姜・姜黄・半夏3 党参5 白朮8 炙甘草2 芒硝1)32    五剤
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たった四剤の服用で肩関節はもう恢復した。(腹瀉が一度あった)
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        治肩周炎的经验方より

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Comments

貴殿の指名茯苓丸の記事は、三年前の
中国の医案をそのまま直訳したものである。記事中に、引用元を明らかにすべきではないか。
日本人はパクリをしないと思っていたが、気がとがめないのか?同じ日本人として、非常に残念だ。

Posted by: Ganko | 2012.11.28 at 01:25 PM

「治肩周炎的经验方より」と記事の最後に引用元を示しています。
http://www.360doc.com/content/11/0622/13/1129985_128686285.shtml
中国の医案を紹介するのも大切な仕事だと考えています。

Posted by: youjyodo | 2012.11.29 at 08:25 AM

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