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手足掌の発黄

【臨床医案】
患者,女,34歳。2004年10月5日初診。
1ケ月前から手足掌がなり始めたのだが、だんだん色が濃くなってきた。
多くの処で診察してもらったが不明で、肝機能やその他の検査指標は正常だった。
手足掌はミカンのように黄色く、顔色は悪く萎黄だが目は黄色くない。
食欲はやや減っており、舌苔は白膩で、脈は緩弱。
更に詳しく聴くと、ミカンが市場に出てから毎日1kgほども食べており、それから約1ケ月后に上述のような症状が現れたという。
これは湿性果物の過食で、聚湿傷脾となったものである。
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(黄耆・党参・茯苓・意苡仁・茵陳蒿5 白朮・山薬・白扁豆・桔梗・蓮肉・車前子4 砂仁・甘草2)53
5剤。
10月11日 再診時には手足掌の黄色は淡くなっていた。
更に継進すること10剤で,手足掌は紅潤となった。
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按:ミカンは夏に結実し秋に熟し、液汁が多いので湿性果物に属する。
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(世間ではミカンの食べ過ぎだから放っとけば治る、と軽く見過ごされていますが、湿性果物による弊害が脾を傷つけているという事実を看過している!)

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