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乾癬の考察

●従来の見解では血熱が原因とされていた
明代の《医学入門》には銀屑病(乾癬)の病因は、金元時代の火熱内因説に,外感による風・燥説を併せて,曰く:“疥癬は皆 血分熱燥ありて,風毒が皮膚に着いたものである,浮浅なれば疥となり,深沈なれば癬となる。”
近現代の医家の多くも同じ観点である,
趙炳南は銀屑病の発生には血熱が鍵となっている;
朱仁康は血分有熱が銀屑病の主要原因である;
周鳴岐等は銀屑病の多くは素体血熱と風邪外襲が相合わさって発病し,病久しくなると陰血を耗傷し,陰虚血燥,肌膚失養となる;
禤国維は病因には風・熱・寒・湿・燥及び七情内傷があり、飲食失節等も因素である,だが根本原因はやはり機体の陽熱偏盛である。
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そこで“凉血散血”が治療法とされていた。
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●近年新しいの見解が出てきた
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銀屑病の内熱は標であり,肌表の寒鬱が本である。
肖青林等は陽虚体質こそが銀屑病の根本原因だとしている;
孫歩云は銀屑病が冬重く夏軽いという特徴を根拠として,先天腎精虧損と陰寒毒邪侵膚とが密切に関系して本病となると考えている。
宋坪、王永炎等は玄府理論という新視角から銀屑病を論治している;
劉愛民は温法・散法を運用して尋常型銀屑病等を治療している。
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“動血”の熱は気機鬱閉により止むを得ず内迫したものである。
機会があれば,この熱は外出させなければならない。
治療には凉血散血を重点とするのではなく,鬱熱を外達させる路を開き,“内迫”の因を除くのを重点とする。
駆邪するには必らず邪に退路を与えなければならない。
若し限制・包囲して圧抑し,邪の退路を絶てば,必ずや病機を誤り,変証が生ずる。
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臨床では“氷”が多い,多くは苔白で,舌淡,畏寒・肢冷等の症を兼ねる,故に麻桂姜附で効がある。
少数だが湿熱によるものもある,竜胆瀉肝湯・三仁湯・甘露消毒丹等を多用すれば,湿熱は次第に清せられ,正汗が恢復する。
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乾癬(銀屑病)は“氷”に喩えられるのではないかと思う。
例えば皮損積結の程度の大小・厚薄 等は「氷渣・氷点・氷片・氷塊・氷球・氷山」の順に似ている。
何故 “氷”かといえば無汗・不通だからである。
銀屑病は皮損のため汗を出すことが出来ない。
この事が“氷”を連想させ、皮損による気血の鬱閉不通も氷結の状態ではないかと思わせる。

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