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実証のシャックリ(呃逆)

以前「吃逆 (しゃっくり)」の記事にて実証の呃逆を竹葉石膏湯加味を用いた例を挙げた。

珍しい実証呃逆の二例目として今度は啓膈散を用いた例です。
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沈某某,女,28歳。1983年4月5日診。
労累后に米酒を飲み過ぎて,夜半に喉が灼熱し,口舌が干燥したので,早速冷水を一碗飲んだら渇きが解けた。
早晨に起きると脘腹が痞満して不快を覚えた。
手で揉摩したら呃呃と連声を発し,遂に止らなくなった。
冷飲を数口呷ると暫くは停る。
診断は“陣発性膈筋痙攣”である。
年余にわたって四ケ処で求治するも,尚寸効も無い。
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刻診:形体は痩削し,呃声が頻頻とし,咽喉が梗塞し,舌紅く苔は白膩で,脈は細数。
肺胃陰傷,痰気冲逆して動膈する証に属す。
濡養肺胃,化鬱平呃法を擬す。
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啓膈散加柿蒂:
(沙参・丹参7 貝母・茯苓・鬱金3 砂仁1 荷葉蒂1个,生谷芽5 柿蒂2个)29 4剤を服す。
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薬后に症は半減した,継進すること6剤,呃逆は息んだ。
続いて清養肺胃の法で1月余調養して,病は再発していない。
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【按語】
妙は荷蒂の少陽生発の気を藉りて,清陽を升挙する事にあり,杵頭糠(米ぬか)が通腸開胃,下気磨積すれば,其の陰陽升降の機は順となる。
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启膈散 より

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