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ノロか?妻の風邪

2013/01/08
水涕・鼻塞・背中に穴が開いたように寒気あり。
傷風によるアレルギー性鼻炎と考えて、午後から
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蒼耳子散加減
(桔梗・当帰・杏仁・防風・荊芥・紫蘇葉・白止・細辛・辛夷・蒼耳子・菊花・紫苑・前胡・桑白皮・甘草2 薄荷1.5)31.5
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2013/01/09
今朝起きたら鼻は大分楽になっていた。
念のためもう一日 蒼耳子散加減を飲む。
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2013/01/10
今朝起きたら鼻がスッキリとして快適で、治ったと喜んでいた。
ところが昼頃から腹が何とも云い様なくグチャグチャと不快でならなくなった。
便秘ではないが、おならが臭い。
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2013/01/11
今朝から急に目眩と悪心が始まった。
午前中は自然に数回に分けて大量の排便があり、好調に感じていた。
昼頃に呉茱萸湯加味を飲ませたら、その直後に朝食とも嘔吐してしまった。
暖房を嫌って寒い方が気持ちがいいという所を見ると、温薬を与えたのは失敗だった。
食欲が無いので昼食は抜き、私にミカンとアイスクリームを買って来てくれという。
夕方、便通と嘔吐で胃腸が通じた後は順調に食欲が出てきたので何も服薬せずに様子を見た。
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2013/01/12
引き続き順調に回復している。
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これは腹証を併発した風邪である。
若しかしたら新型ノロウィルスによる感染かもしれない。
反省:水涕・鼻塞・背中の寒気などの表証が出た時点で、単純に風寒証と考えたのは半分しか当たっていない。
表証が去った後でグチャグチャと不快な腹証を起こしたのは、残存した邪が裏へと移行したのである。
それは暖房を嫌ったり、アイスクリームを欲しがる事から内熱があったであろうと考えられる。
初発で表寒内熱と弁証が出来ておればもっと早くに解決出来ただろう。
では、それはどんな処方になるだろうか?
ノロウィルス感染性胃腸炎」に出てきた藿蘇苓朮湯の加減方が思い出される。
藿蘇苓朮湯(藿香・白朮・茯苓・太子参・車前子・山楂子炭6 紫蘇葉・厚朴3 煨葛根15)57
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加減:腹痛腸鳴者加木香1.5;
夾食滞者加神麹6 砂仁I.5;
肛周紅赤,有化熱之象者少佐黄連1.5
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この辺の処方を組んでおれば表証と内熱は共に駆逐できたかも知れない。

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