家を建てます
私儀、74歳にしてやっと「家を建てる」事になりました。
何年使えるか分かりませんが残りの人生を過ごす“終の棲家”になります。
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私は現在のところ漢方薬局をやっていますが、漢方だけでは食べていけないので調剤薬局を兼ねて病院からの処方箋も受け付けています。
しかし心の中はいつも不満で、調剤薬局を止めたいと思っていました。
何故なら四六時中いつも漢方の事だけを考えていたいし、化学薬品の調剤には何の興味も涌かないからです。
だから今度、家が完成したら純粋に漢方だけしかやらない店にしようと考えています。
そう決心してからは何だかふっ切れて、すがすがしい気持ちになりました。
薬品の在庫管理も、問屋との契約も、病院からのファックスからも開放されます。
会費の高い県薬剤師会から退会できます。
レセプトのオンライン請求の契約も不要になります。
レセプトのソフトも要らないし、フリーコールの電話も解約できます。
ファックスも要りません。
学校薬剤師の仕事もしなくて良くなります。
面倒なこととはおさらばです。
これで残りの人生を漢方一筋に送ることが出来るでしょう。
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以前から顧客の殆どは地元の人ではなく、ネットや遠方の人になっています。
この仕事は「灯台下暗し」で、宿命的に地元では無名の存在に甘んじなければなりません。
開局してから44年になりますが、暇があったお陰で貴重なデーターを相当量収集することが出来ました。
残念なことに後継者がいないのでせっせとネットに公表していますが、なかなか十分には果たせていません。
この後は全国のみなさんから相談メールが来て、この老骨を使ってくださる事を願うばかりです。
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