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風邪には軽剤を!

温病学家の呉鞠通によれば、桑菊飲は「薬軽力薄」の軽剤です。
銀翹散は辛凉平剤で、白虎湯は辛凉重剤となっています。
このうち桑菊飲には力軽平和な辛凉の品が多く使われています。
例えば桑葉・杏仁などは専ら宣肺(宣通肺気)作用です。
“肺は上焦にあり羽の如し、軽きに非ざれば挙らず”というのが原則です。
それで選薬には軽質で平性のものを少量だけ用いて、風熱表証の軽い者を緩和に治すのです。
一方で銀翹散の銀花・連翹・竹葉などは清熱作用が強く、薬量も多く解表作用に特徴があり、風熱表証の重い者に用います。
白虎湯ともなると石膏・知母が含まれ、薬質は重く量も多く、体表(衛分)ではなく気分の実熱証に用いられます。
麻杏石甘湯も辛凉重剤であることに注意しなければなりません。
こういう訳で最も軽快な桑菊飲が風邪のファーストチョイスに選ばれることが多いのです。
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