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手足口病

手足口病が我が国でも広がってきたようです。
中国ではかなり前から騒がれていますが、先輩の中国ではどのように対処しているのでしょうか?
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本病は中医の“湿温”、“時疫”等の範畴に属する。
病因は湿熱疫毒であるが,多くは内蘊せる湿熱があった所へ,外から時邪を受けて,肺、脾、心の三経に留った事に因る。
外邪は口鼻より入り,肺、脾の二経に侵襲する。
肺は皮毛を主る,故に初期には多く肺衛症状を現す。
発熱、流涕、咳嗽など;
脾は四肢を主り,口に開竅する。
手足口が邪を受ければ水疱となり,口舌には疱疹、潰瘍を生ずる。
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湿熱といっても熱が重いものと、湿熱共に重いものに分かれる。
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熱が重いもの 普通型(心脾積熱):発熱,無汗,手足口に疱疹が出現し,口舌疱疹は色紅く,疼痛が劇烈で,患児の流涎が多く,納差,不能進食,大便秘結,舌質紅,苔黄膩。
中医治法:清熱解毒化湿
方薬:大黄黄連瀉心湯加減
薬物:(大黄・黄連3 黄芩・五倍子・薄荷6)24
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湿熱共に重いもの 普通型(湿熱交阻):発熱,無汗,手足口に疱疹が出現し,口舌疱疹は色暗紅,疼痛が劇しくない,腹脹,納差,大便は正常か稍溏,舌暗紅,苔白膩か稍黄膩。
中医治法:辛開苦降,清熱化湿解毒
方薬:甘草瀉心湯加減
薬物:(生甘草・柴胡10 藿香・半夏・黄芩6 黄連2 干姜3)43
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重型(中枢神経系統感染):発熱、皮疹,高熱,無汗,煩躁,嗜睡,煩躁,易驚,或伴肢体痿軟、瘫痪,舌紅,苔白膩或黄膩。
中医治法:清熱化湿,鎮肝熄風
方薬:風引湯加減
薬物:(生石膏7 寒水石・滑石・赤石脂・白石脂・紫石英・生牡蛎・生竜骨3 桂枝2 干姜・大黄・甘草1)33
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その他にまだ疱疹の出ない前駆期にお馴染みの銀翹散を用いたり、疱疹期に
清熱瀉脾飲(金銀花・蒲公英・黄芩・連翹3 野菊花・赤芍・大青葉4 石膏5)29
を用いたりなどの工夫がなされています。

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