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パーキンソン病と漢方2

パーキンソン病と漢方」という以前の記事で張錫純が中風の一種として、宗気と宗筋の病として治療しているのを紹介しました。
黄耆と山茱萸を最大限利用するのが氏の方針ですが、処方が複雑でいまいち納得できませんでした。

この度は中医 李可の書で「腎気大衰,腎陰匱乏,任督空虚。精気不能上達」すなわち“上盛下虚”が病機であるとの例が挙げられています。
用いられている処方は大定風珠に黄連阿膠鶏子黄湯を合わせ、更に虫類で熄風し、腎四味(枸杞子、菟絲子、塩補骨脂、仙霊脾)で腎気を鼓舞している。
これだと理論が明快で理解できます。
李可が多用するのは竜骨・牡蛎・磁石などの重鎮物や虫類(全蠍・蜈蚣)です。
この分野の薬物については日本では余り研究がなされていません。
選択された処方は
 亀鼈二膠各10(化入),生竜牡(搗先煎)、磁石(先煎)、白芍、腎四味、定風丹(首烏、白疾藜子)各30,阿膠18(化入),麦冬12,五味子10,黄連、油桂各6,炙草15,葛根60,全虫12只、蜈蚣2条,研末冲服,遠志12,鶏子黄2枚(分冲)。

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