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五十肩(肩周炎)

“五十肩”の原因については風寒湿で説明され、候補の処方に例えば独活葛根湯などが挙げられている。
しかしそれでは効果が得られないので次には血淤や痰湿も登場する。
私もブログで「指迷茯苓丸は肩周炎の神方」というのを紹介した事がある。
珍しい処では、柴胡桂枝湯の応用もありました。
例えば『燕山医話』では王大経が「柴胡桂枝湯+白芥子・川烏・草烏・附子・虫類薬」を報告している。
この度は中医 李可の書では《傅山男女科》で“肩臂痛は,手の経病,すなわち肝気鬱なり。平肝散風,および去痰通絡が治療法なり”と紹介しているのに出会った。
傅山先生が云うには「肩臂は少陽、陽明の二経が通る所で、肝気鬱となると当然“克土”が起こる。脾は四肢を主り、脾気が虚せば痰湿が内生し、関節に流れる故に肢体が痛む。加えて五十歳后には気血も次第に衰える所へ、また風霜雨露の外襲に会い、それを完全に治さないと本病になる。」
ここでは原因として「風寒湿・痰湿に加えて肝気鬱も」あるよ、と云っている。
提示される処方は
 当帰・白芍90 陳皮・柴胡15 羌活・秦艽・白芥子(炒研)・半夏9 附子3
李可先生はこれに更に追加している。
生黄耆120 桂枝尖15+止痙散(全虫3 蜈蚣4条)研粉冲服+桃仁・紅花・地竜
 水と黄酒各半で煎じる。
※確かに五十肩は難症のひとつです。私もかつて弁証に苦しみつつ服薬した経験があります。

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