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盗汗についての思い

もう、ん十年も前、遥か昔のこと、私はまだ20代でした。
季節は梅雨明けの頃、ふとした風邪がなかなか治らなくて売薬を飲んで数日休んでいました。
毎晩のように蒸々と寝汗が出て、下着も通るほどでした。
夜だけでなく日中も少しずつ自汗があったかと思います。
ために体力の消耗は激しく、食欲はなく、立ち上がると眩暈がしました。
寒気は殆ど感じなかったけれど微熱がずーっと続いていたようです。
思い余ってとうとう大きな病院で診察を受けました。
病名はリューマチ熱という診断で、即日入院となりました。
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今の私ならこう考える。
あの時もし漢方(中医学)の理解があれば、あの熱を“陰火”ととらえて甘温除大熱の法(気虚による大熱を甘温で除く)を採っていただろう。
そして老中医李可による「補中益気湯+来復湯加減」を試していただろう。
(人参・白朮・当帰・陳皮・大棗・柴胡・升麻・甘草・生姜+黄耆60 烏梅・山茱萸・生竜骨・牡蛎30)
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そうすればリューマチ熱という病名にはならず、ただの夏風邪で済んだかもしれない。
病名というものは恐ろしいもので、一旦決定するとそれから先は神聖な医学の領域となり、素人の云々できるものではなくなるかの如しである。
そして例のごとく、ステロイドによる治療が開始されたのである。
これとよく似た例が最近あった。
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私の従弟がやはり盗汗に苦しみ、長い間その原因が分からなかったが、結局リンパ腫が見つかり、悪性リンパ腫と病名が決定された。
これも若し漢方的に処置されていたら「盗汗」という症候名だけで何かの漢方処方で片付いていたかもしれない。
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また私の妹だが、腹満便秘で食事が進まなくなった時に病院で検査したら大腸癌と診断され、即手術となり、今も抗がん剤治療を受けている。
若しの話ばかりだが、これも若し適切な漢方処方があてがわれていたら「腹満」だけで症状が解除され、大腸癌は発見されず何年かが過ぎるのかもしれない。
症候が病名に置き換わると以後の命運が大きく変わることがあるのではないかと思うのです。
慶應義塾大の近藤誠医師が「癌の多くはガンモドキである」といっている事が分かる気がする。
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名中医李可Dr.の急病重病難病臨床事例と理論』には重症の癌が中医学で治っていく例が沢山載っている。
ましてなりがけの癌なら、一般病名の下に治っていく事が多くあるのではと思う。
そんなに癌になりたいのかと思われるほど、大衆は癌の検査をしたがる。
一般病名で済むなら、なにも癌治療を望まなくとも‥‥‥。
運が良ければ一般病名で治る事によって、癌への移行は止められるかも知れないではありませんか。

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