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脳梗塞に補陽還五湯2

「脳梗塞になったら漢方で治せるか?」と問われると自信がありません。
いちおう補陽還五湯というのがありますが、果たしてどれだけの効果があるものかは分かりません。
ここには「黄耆は初め10~20gとするが次第に増やして40gまで用いる。」と書かれていますが、李可の書には120gも使っており、更には益気固腎・去痰化淤・虫類通絡をも加味している。
生黄耆120g、当帰30g、赤芍15g、川弓、桃仁、紅花、地竜、白芥子、天南星、白附子、天麻、僵蚕、土元、桂枝、炙甘草10g、生竜骨、生牡蠣30g、新鮮生姜10切れ、大棗10枚、胡桃四枚
薬量の多さは日本の10倍程にもなり、その効果の程には驚嘆する。
引用~「今朝、目が覚めたら、もう半身不随となったと気がついた。右側の口角が歪んでおり、息や食事が漏れる。舌が短く、言葉がままならず、眩暈がするし、息が続かない。」
それがたったの三日間で→「すでに口顔歪斜も癒えた。口を効くのも食事も不自由しなくなった。手足を上げたり下げたりするのも自由になり、病に侵された手も握力を取り戻した。」にまで改善している。
結局6日分の投薬だけで、後は予後の薬に変えている。
これを読むと安易に補陽還五湯エキスや続命湯などを考えるのは恥ずかしくなる。

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