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女貞子の修治をする

北陸は今日も一日みぞれだった。
天候が悪いので乾燥の出来が気になるが、女貞子が切れたので修治をした。
まず女貞子1Kgに日本酒100㏄ほど入れてかき混ぜ、吸収するのを待ちアルミの蒸篭(せいろ)二層に移す。
それを約30分ほど強火で蒸す。
すぐに部屋中に独特な臭いが漂う。
更に30分ほどそのままにして熟成させ、蓋を開け、予め用意しておいた新聞紙を敷いたトタン製のバット2枚に開ける。
均等に広げて後は乾燥するのを待つ。
女貞子は甘苦兼酸の平薬で除熱の性質があるが、一方で益陰の性質もある。
この益陰の性を強めるために酒蒸の修治をする訳である。
家が新居になって、蓄熱暖房が入って温かく且つ乾燥している。
この環境なら何時間か室内に放置すれば、外で寒気に曝すよりも早く乾燥するかもしれない。
初めての試みである。
そして思ったのだが、こんな事をして薬草を調えているのは、広い世間でも自分だけかも知れないと。
このままでは漢方が亡びる」と懸念するのは間違いだろうか?
エキス漢方ばかりが幅を利かせている現在、若い人から薬草を煎じるとはどんな事かと質問をされる事もしばしば。
この狭き門より入る人は居ないのか、と嘆く。

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