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薬局再開、途方に暮れています2

中国ギョーザ事件では殺虫剤メタミドホスが混入されていました。
最近はマルハニチロの冷凍食品に農薬マラソンが混入されていました。
また過去に、輸入の漢方薬草に農薬検出というニュースが何度も報道されました。
こんな危ない時代では厚労省が、日本薬局方収載の生薬だけでも絶対に守ろうとして販売規則を厳しくする気持ちが分かります。
しかし、そのトバッチリで漢方の普及や進歩に悪影響をもたらしているのも事実です。
漢方については別扱いをするという訳にはいかないものか、と切に願います。
そうしないといずれ近い将来には民間から漢方の伝統文化が消えていくでしょう。
残るのはエキス漢方だけで、本来の薬草漢方は無くなるでしょう。
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しかし絶っても断ち切れないのは中医学・漢方への憧憬です。
長い歴史と伝統が培ったこの文化の魅力は、そう簡単には失せません。
一部の好事家や熱心な医師達は活動を続けています。
しかし理論や研究だけが進んでも、実際に対応できる漢方薬局が無くては空中の楼閣です。
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ネットを見ていますと、大変よく勉強されている鍼灸師の方々がおられます。
どこで習われたのか、恐らくは名のある鍼灸学校の出身者であろうと思います。
若い彼らの独創的な視点から解説される理論に啓発されることがしばしばあります。
そんな彼らも世間では冷たい風を受けているようです。
上海や天津や黒龍江の中医薬大学日本校というのがあり、そこを目指している若者もいます。
でも卒業してもどこで働くのでしょうか?
などなど他人事ながら心配になります。
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今の私は何にも処方調剤が出来ず、薬草の販売も自由には出来ない漢方薬局ではありますが、出来る範囲を少しでも広げる努力をしながら、廃業だけはしないでおこうと思っています。
昨日も消化器性の風邪で葛根湯エキスを出された患者さんが発汗後に体にひどい不調を感じて相談に見えられました。
胃痛から始まり、やや発熱と吐き気があったのですが、葛根湯を飲んで発汗すると、居ても立っても居られないほどの煩悶に見舞われ、ひどい食欲不振と前頭痛と低体温の状態になりました。
これは恐らく風湿病であったものを風寒病と誤診して葛根湯を使ったのだが、最初から霍香正気散を使えば良かったと考えられる。
医師は軽い風邪ですから弱い葛根湯を出しましょう、といって風湿も風寒もあったものか、無頓着に出したようです。
何しろそういう知識が最初から無いのですから。
私は問診と舌診の上で、既に霍香正気散の時期を過ぎているので神朮湯を加減して二日分を出して様子を見ることにしました。(本意ならず違法行為です)

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