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病機弁証

中国の弁証論治は硬直化している!」 と題して林伯欣先生の談話が載っています。
『中医臨床』vo.33-no.1(2012/3)128号と129号 には同じような内容で、周仲瑛氏の論文「病機を核心にした弁証論治の新体系」(前後編)が載っています。
それは『中医臨床診療術語』の主要起草人の一人である朱文鋒氏の「証素弁証」を意識した「病機証素」という対論です。
例えば朱氏は八綱弁証、気血津液弁証、臓腑弁証、六経弁証、衛気営血弁証、三焦弁証などの定義から計800項目の証素の規格を導いているのに対して、「項目ばかりが多くても実用にはならない、病機を以って証素とすべきだと主張しています。
例えば「淤熱証」を朱氏は「血淤化熱証」「淤滞化熱証」と称し明確にしているが、それには1「陰虚血淤[淤熱]証」、2「淤熱犯頭[上蒙]証」、3「淤熱入絡証」、4「少腹淤熱証 」の四つが示されています。
周氏はそれでは実用にならない、中風なら「淤熱阻竅証」、重症肝炎なら「淤熱発黄証」、急性腎不全なら「淤熱水結証」などと病機を示すものでなければ弁証の意味が無いと主張しているのです。
※確かに「何がどうした」ではなく、「何がどうして」と頭をひねる所作が無くては弁証とは云えませんね!

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