« June 2014 | Main | August 2014 »

私のドライアイ

ドライアイの説明に
目の表面の涙や粘膜に異常が起きて凸凹になることにより、乾きや痛み、ゴロゴロ感、見えにくさなど、様々な症状が現れます。つまり『凸凹EYE(デコボコアイ)』が大きな原因だったのです。涙の量の少なさが原因と思われがちなドライアイですが、涙だけではなく粘膜の改善も必要なのです。とあります。
中医学ではこれは「白渋症」に当たると思います。
説明に曰く、
日頃から飲食が不節制で,辛燥炙焼のものを恣いままに食べまくり,脾胃の運化が失常し,湿熱が内阻したか;或いは肝腎陰虚,陰精不足により,目が濡養を失ったか。または目力を過用したり,眼鏡が合わないままに徹夜したり,或いは長時間にわたり烟塵の刺激を受け続けて此の病いになる。
私のような老齢者ともなれば、このうちの肝腎陰虚が該当するでしょうか。
そうなると眼は干渋して光がまぶしく,涙は少なく,物がはっきり視えず,腰や膝は弱くなり,頭暈や耳鳴も出始める。
こういう虚証には養陰益気するのが宜しい。
肝腎虧損,陰血不足型
[方薬] 杞菊地黄丸+明目地黄丸加減
(熟地黄10 茯苓・白芍4 山萸肉・牡丹皮・沢瀉・枸杞子・当帰・決明子3 五味子・柴胡2)40
この処方で私が気に入っているのは五味子と決明子・柴胡の存在です。
五味子は山萸肉と並んでその滋陰性は抜群です。
枯れつつある涙の泉に助けとなるでしょう。
また決明子・柴胡は肝熱を清するので目の疲れにいいでしょう。
杞菊地黄丸だけだと滋陰性があっても清肝の働きが無いので効果は半分。
補と瀉がバランス良くあるのが理想です。
特に瀉(清肝)が程好くあるのは老齢者にとっても大切です。
(瀉ばかりでも困りますが)補ばかりでは終いには詰まってしまいます。
この処方のような加減方の研究は日本では少ないのです。
日本で多いのは合方です。
合方はデコレーションの多いケーキのようで好きではありません。
加減方は必要な成分だけでピシッと決まったスーツのようです。
加減方を知るには先人の真似をするに限ります。
『中医百科--分科整理』などには実に良く出来た処方が一杯あります。
ぜひ一読して欲しいと思います。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« June 2014 | Main | August 2014 »