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インフルエンザと九味羌活湯

雨の多い今年の夏は風湿を兼ねた風邪が流行っているのか、昨日、微熱が取れず体の節々が痛いという相談がありました。
たったこれだけの症状ですが、お盆が終われば直ぐに仕事に行きたいとて処方を急かれるので焦りました。
そこで思いついたのが羌活勝湿湯だったのですが、ふと「身痛」について考えてみました。
発熱・身痛といえばインフルエンザに特有の症状です。
それでよく使われるのが麻黄湯エキスです。
確かに寒邪による麻黄湯の証には「身疼,腰痛,骨節疼痛」と書いてあります。
しかし近年の冬ではちょっと寒邪が主因となる事は考えられず、まして夏場ともなれば寒邪は除外です。
それなのに相談客が医院から出されていたのは葛根湯エキスでした。
多くの医師にとっては病因など関係なく、葛根湯は軽い風邪薬なのでしょう。
私が気になったのは羌活勝湿湯のページに書かれている九味羌活湯のことです。
九味羌活湯の「主治は外感風寒湿邪兼有裏熱之証であり,以って悪寒発熱が主で,口苦微渇を兼ねる」という件です。
誠にもってインフルエンザの「発熱・身痛」にピッタリです。
温病ならば銀翹散・桑菊飲の類がピタリでしょうが、身痛の症状には向かない。
だから身痛があるインフルエンザに銀翹散や桑菊飲では肯けない。
発熱・身痛があれば、やはり羌活勝湿湯や九味羌活湯を忘れてはならないのでは、と思ったのです。
そこで九味羌活湯をもっと知ってもらいたくてページを作りました。

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