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桂枝加葛根湯と痢疾

傷寒名医験案精選』(陳明, 張印生)に、これぞ漢方とも云うべき素晴らしい治験例が出ていましたので紹介します。
このような簡明な処方で難治の症例を治したという医案を見ると「あヽ漢方をやっていて良かった!」と共感するのです。

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菊参湯の応用

菊参湯とは[菊花6~20・川芎10~30・丹参10~60g]の三味からなる処方で、北京市の名老中医・王彦恒老師はこの処方には「清脳神,通脳神」の作用があり、精神障碍性疾病の基本方となると推奨しています。

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エボラ出血熱と漢方

2014年2月から西アフリカ各国で猛威を振るっているエボラ出血熱についての詳しい情報は新聞を読んでもよく分からない。
この度は中国の救援医療チームの活動内容が[中国中医薬報2015.01.07]に報道されている。
解放軍援塞医療隊の救援医療チームは2014年9月に第1次、11月に第2次と2度にわたって送られ、シエラレオネ中国友好医院において合計140例の中医薬による治療をしている。
報道によれば「疲労感・嘔吐・腹瀉・脱水・低カリウム血症・疼痛などの症状を伴い,ひどくなると多臓器の機能不全を引き起こす」といい、出血熱という割には出血はさほどには無い。
防護服着用下での中医四診は困難を極めるが、舌診はデジタルカメラによる撮影によって行われ、脈診は脈診機器が使えず医師による切診が行われているようだ。
 中医の弁証分析では「エボラ出血熱は,急速に発病し,変遷が早く,表から裏に伝わるという,中医の暑瘟・湿毒の診断に符合することがわかった。」
「暑邪が体内に鬱すると火と化しやすく,伝わり方や変化が速く,津液を非常に損傷しやすく,また竅を塞いで風を動かしやすい。中医では,本疾患の内因は,正気虚弱で暑瘟・湿毒の邪気に対する抵抗力が弱く,暑湿の邪毒は皮膚表面から人体に伝わると考えている。病邪は衛気営血の法則にのっとって変遷・伝達され,病状は徐々に悪化し,ひどくなると厥脱証を併発して死に至る。」
これらの法則性に基づいて対策が取られ、「克毒方」(金銀花・山梔子・黄連・苦参・生地黄・藿香・生石膏)という顆粒剤が創作された。
まだ「現時点ではエボラ出血熱に対する中医薬の予防・治療がどれほど有効であるかは,明確になっていない。」とはいうものの、すごい観察と考察ではないかと思う。
ひるがえってもし日本の漢方だったらどこまでの事が出来るだろうか?
彼の国に学ぶべきは学ぶべしと素直に思う。

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