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緑内障

中医学では緑風内障または青光眼といい、《秘伝眼科竜木論》では五風内障(青風、緑風、黄風、烏風、黒風)の一 つ。
「風」の字は病勢の変化が迅速な事を表示する。
青風、緑風は比較的軽く,黒風,烏風は稀れで黄風は最も重く,失明に至り易い。
以前は、眼圧の上昇が緑内障の最大の原因とされてきました。ところが実際には、正常眼圧であっても緑内障になるケースが多いことがわかり、現在では緑内障全体の70%以上を正常眼圧緑内障が占めるほどになっています。
急性発作期には,清熱、瀉火、平肝、熄風、理気、降逆、化飲等の法を用いますが、慢性期の病勢が緩い時には培補肝腎法を主とし,瀉火、平肝、熄風等の法は従となります。
正常眼圧緑内障のように進行が緩やかな場合は、1.肝鬱気滞(肝失疏泄,気機鬱滞,化火上逆)や 2.陰虚陽亢(水不涵木)が病機となると考えられます。
1.で候補とされるのは 丹梔逍遥散合左金丸加減(当帰・白芍5 柴胡・茯苓・白朮・丹皮・山梔子・黄連3 甘草・薄荷2 生姜・呉茱萸1)34
2.で有名なものとして滋腎,養肝,明目の明目地黄丸があり、目渋畏光(まぶしがる),視物模糊(かすむ),迎風流泪(風を受けると涙がでる)などの肝腎陰虚証に使います。
処方:熟地黄,山茱萸,牡丹皮,山薬,茯苓,沢瀉,枸杞子,菊花,当帰,白芍,蒺藜,石決明(煅)
(熟地黄10,茯苓・山薬・丹参5,白芍4,枸杞子・菊花・牡丹皮・沢瀉・当帰・菟絲子3,五味子・川弓2)51
 ※日本では苓桂朮甘湯・柴苓湯・五苓散などが応用されているようですが、その狙いはみな眼圧を下げるための利水作用ばかりです。

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