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祛風薬(1)

李東垣は脾胃の清陽を重視した。
それは健脾補中の基礎の上に風薬を加えることによって生発、升陽、散火、燥湿等の独特の功効を発揮したものである。
脾胃が虚弱だと清陽は升らず,下に鬱留している。
それが久しくなるとついには熱を生じて火と化する。
“火と元気は両立せず”,此の火が除かれなければ,人体の正気を耗傷する事になる。
これが“甘温除熱”、“益気升陽”法が成立した根拠であり、升陽の剤で助陽すれば滞らないばかりか、人参などは効果が倍加するといっている。
風薬升陽はまた“風薬壮気”ともいえる。
たとえば風邪が経絡にあたり,口眼歪斜,舌強難言,手足不利となる中風の初期は,絡中の気血が流暢になれば風は自ずと滅するのである。
大秦艽湯《素問病機気宜保命集》は専ら風邪が初めて経絡に当たった証を治すというが、方中の秦艽、羌活、防風、白芷、細辛は祛風散邪に当たり,これに八珍の補気養血を配したり,同時に風邪の化熱に対して凉血清熱の品を配せば,風邪は解して経絡は自ずから通じ,正気は自復する。

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