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貨幣状湿疹の続報2

2015.02.11(画像1)
2015.05.04(画像2)
2015.06.04(画像3
2015.06.25 (画像4)

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『朱仁康臨床経験集』の方薬:(生地黄5 元参・丹参・当帰・滑石・茯苓・沢瀉・白蘚皮・蛇床子3 甘草0.5)29.5 を服用し続けて30日が過ぎた。
遅々としてではあるが確実に症状は軽減している。
今回の経験から幾つか記録しておきたい。
・貨幣状湿疹は未知の部分が多く、難治性で治療法はまだ確立されていません。
ようやく到達したのが『朱仁康臨床経験集』の方薬でした。
処方内容から「陰虚・血虚・血熱・湿熱」が基礎に存在するものと想像できます。
私の舌には若い時から人型の亀裂があり、これが陰虚・血虚・血熱の一端を示しているのかも知れません。
・貨幣状湿疹は“血熱”が激しく表面化するため、誰もがこれに捉われがちになりますが、陰虚・血虚・湿熱にも満遍なく配慮しなければ効果を発揮することが出来ません。
・血熱なら冷やせば良かろうと単純に冷水で冷やしたりすると直ぐに痛くなります。また夜間に布団から患部を出すと直ぐに冷えを感じて痛くなります。これは陰虚・血虚のためかと思われます。だから患部は包帯などで保温しておく方が無難です。
・入浴時は発疹が盛り上がりヒリヒリ痛みますが、湯から上がって後から見ると少しだけ赤みが薄れています。
これは奥深くにあった血熱が表面まで浮かんできて発散したからかと思われます。
誰かのトラックバックであったかと思いますが、貨幣状湿疹を薬を使わずに塩湯に入るだけで治しているという方がおられました。

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眼圧が高い緑内障の一例

陸南山治開角型青光眼験案(《眼科臨証録》)より
医案 兪某,男,25歳。
1972年4月28日初診。
4ケ月前から右眼の疼痛が始まった。
いつも書物を読む時に頭痛がひどくなる。
医師の診断では慢性単純性青光眼(緑内障)。
【処方】(石決明15 菊花・楮実子9 茯苓12 蒼朮・白朮6 猪苓5 桂枝3)65
中薬は基本的に健脾利湿平肝を主とした。
連続服用した中薬は85剤になる。
頭痛眼脹は消失し,眼圧は正常となった。
【解析】脾虚不能制水の理論を慢性単純性青光眼の主導思想としたのは、水湿上汎の影響によって眼内圧が高くなると考えたからです。
処方は健脾利湿を主とし,平肝を輔とした。
※正常眼圧でない場合の緑内障には利水作用も必要になります。

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祛風薬(2)

ネットからの伝聞によれば、アトピー性皮膚炎を漢方で治療し始めたのは1965年以降のことで、山本巌先生が補中益気湯を使用した事が弟子達に口伝で広がっていたそうだ。
現在でさえ注目に値する情報ですから、これは当時はすごく斬新で画期的な方法と考えられたことだろう。

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祛風薬(1)

李東垣は脾胃の清陽を重視した。
それは健脾補中の基礎の上に風薬を加えることによって生発、升陽、散火、燥湿等の独特の功効を発揮したものである。
脾胃が虚弱だと清陽は升らず,下に鬱留している。
それが久しくなるとついには熱を生じて火と化する。
“火と元気は両立せず”,此の火が除かれなければ,人体の正気を耗傷する事になる。
これが“甘温除熱”、“益気升陽”法が成立した根拠であり、升陽の剤で助陽すれば滞らないばかりか、人参などは効果が倍加するといっている。

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貨幣状湿疹の続報

もう一度整理してみます。
2014.12月に右足首に貨幣状湿疹のきざしがあった。
2015.02.11 貨幣状湿疹の再発として報告。

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