足がほてって寝苦しい
この頃の蒸し暑い夏の夜に「足がほてって寝苦しい」事がありませんか?
よく引き合いに出されるのは三物黄芩湯という漢方処方ですが、ちょっと頭をかしげたくなります。
中医師・藤田康介先生のブログ「中医・我が愛しの上海へ/理想の中医学・漢方を」 2011年05月09日 に、『「のぼせ」の中医学的なある考え方』と題した記事があります。
ここで述べられている「のぼせ」という表現が顔ののぼせばかりを連想させますが、ほかに手足の煩熱も含めて云っているので「ほてり」とでも言い換えた方が良さそうです。
例に挙げられているのは昇陽散火湯(升麻・葛根・独活・羌活・白芍・人参・生甘草・炙甘草・柴胡・防風)です。
日本ではあまりお馴染みではありませんが、是非とも活用したい処方です。
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